契約書作成・既存契約書見直しのご相談を承っています。取引トラブルを未然に防ぐための予防法務をサポート。業務委託契約、売買契約、フランチャイズ契約など各種契約書に対応しています。オンライン相談対応。法務顧問のご相談も承ります。原則として1〜2営業日以内にご返信しております。

フランチャイズ契約書は修正できる?本部提示契約書で確認すべきポイント

「本部から契約書が送られてきました。このままサインしてください。」

フランチャイズ加盟を検討している方から、このようなご相談を受けることがあります。

そして非常に多いのが、

「本部が作った契約書だから修正は無理ですよね?」

というご質問です。

結論から言えば、本部提示契約書でも修正交渉ができるケースはあります。

今回は、フランチャイズ契約書は本当に修正できないのか、どのような点を確認すべきかについて解説します。

目次

「本部契約書=変更不可」ではありません

確かに、フランチャイズ本部は多数の加盟店と契約するため、統一された契約書を用意しています。

しかし、

・全条項が絶対変更不可
・交渉余地がゼロ
・内容を理解せず署名してよい

という意味ではありません。

実際には、

「その条項なら修正可能です」

「文言調整なら対応します」

「運用確認を踏まえて追記します」

というケースもあります。

重要なのは、修正できるかどうかを確認する前に契約してしまわないことです。

修正検討されやすい代表的な条項

1. 契約期間・更新条件

契約期間が極端に長い場合や、更新条件が不明確な場合は確認が必要です。

特に、

・途中解約できるのか
・更新拒絶条件は何か
・自動更新なのか

は確認しておきたいポイントです。

2. 違約金・損害賠償

フランチャイズ契約では、高額違約金が定められていることがあります。

例えば、

・残存期間分を全額請求
・一定額を最低保証
・曖昧な損害賠償条項

などです。

「違約金があること」よりも、どこまで負担する可能性があるかを確認する必要があります。

3. テリトリー・競業制限

営業地域が保証されると思っていたが、実際はそうではなかった。

これは珍しくありません。

また、

・近隣出店可能か
・契約終了後どこまで制限されるか
・期間は妥当か

なども確認対象です。

4. 本部の変更権限

本部側が、

「マニュアル変更可能」

「システム変更可能」

「料金変更可能」

となっている場合、その範囲を確認する必要があります。

運営開始後に負担が大きく変わることもあります。

「修正できない」場合でも確認する意味があります

仮に、

「修正不可です」

と言われたとしても、確認する意味はあります。

なぜなら、

・どこが重要条項なのか理解できる
・本部の説明姿勢が見える
・後から「知らなかった」を減らせる

からです。

修正できるかだけでなく、説明してもらえるかも重要です。

署名後では遅いケースがあります

契約締結後に、

「そんなつもりじゃなかった」

「説明されていない」

となっても、覆すことは容易ではありません。

フランチャイズ契約は継続的な取引関係であり、長期間影響する契約です。

そのため、

署名する前に確認する

これが非常に重要になります。

まとめ

本部提示契約書だからといって、必ずしも修正不可能とは限りません。

一方で、

「とりあえずサインして後で考える」

という進め方はリスクがあります。

契約書は、加盟後数年単位で影響することもあります。

契約締結前に内容を確認し、疑問点を整理したうえで進めることが重要です。

当事務所では、フランチャイズ契約書の確認、条項チェック、修正提案、交渉前の整理サポート等にも対応しております。

契約締結前の段階で、お気軽にご相談ください。

大野

目次