ある命題とその否定命題が、共に論理的に同等と思われる論拠をもって主張されている場合において、その2つの命題が成り立つと推論するなかに誤りが含まれていることを明確に指摘することができないとき、2つの命題をパラドックスといいます。
Aは嘘つきであるとAはいったという、命題
Aは嘘つきである、ということが正しければAは嘘を言ったことになり、
Aは嘘つきである、ということ自体が嘘であれば、Aは嘘を言っていないことになる。
いずれにしても命題が成立しないことになる。
甲乙の子供丙が過去に戻って両親の出会いを阻止すると丙は生まれない
丙が生まれないのであれば、両親の出会いを阻止する者もいないため、丙は生まれる。
丙が生まれると、両親の出会いを丙が阻止する。
突き詰めていくと矛盾する物事、それがパラドックス。
頭の体操にどうぞ
大野