お盆も過ぎ、季節は秋に向かいます。

お盆とは、亡くなられた方や祖先が、あの世から現世に戻ってくる期間で、祖先の霊を祀る行事です。

そのため、帰省をしたりお墓参りをする機会を設けるために、お盆休みがあります。

人はいずれなくなります。

では、人が死ぬ前に後悔することとして何が考えられるのでしょうか。

・挑戦をしなかったこと
・家族にありがとうと伝えられなかったこと
・仕事ばかりの人生だったこと
・行きたい場所に行けなかったこと

などがあげられるそうです。

挑戦の場合、失敗もありますが、そもそも挑戦をしなければ失敗もありませんし、現状は変わりません。
ああしていればよかった、と思ってもその瞬間はもう戻りません。
挑戦し、失敗をしても何らか形では変化が残りますし、笑い話にもなります。

仕事についても、暮らしていくためには仕事をしなければなりませんから、仕方がありません。

ただ、それを理由として家族との時間、旅行の時間を取れなかったと後悔してしまう人が多いようです。
そして、ありがとうがなかなか言えず、亡くなる前に初めて感謝の気持ちがより強くなってしまう。
家族関係といってもいい記憶ばかりではないでしょう、苦楽を共にしてきた間柄ですから、嫌いだ、といっても、家族だから・子供がいるから一緒にいる、という人もいらっしゃるかもしれません。

一緒に歩んできた人生を振り返ってみると、どんなものだったとしても、亡くなる前には感謝の気持ちが芽生えるのかもしれません。

ことあるごとに感謝の気持ちを伝えていたとしても、こみ上げるものはあると思います。

人が亡くなると、あの世に行き、お盆にはこちらに返ってくる。

その機会としてお盆休みがとられます。

改めて、故人に思いを馳せ、生きているうちにやっておくことを改めて認識する機会としてもお盆休みはいい休暇なのかもしれません。

大野