ウクライナ問題が報道されています。
ロシアがウクライナに対して軍事的圧力を強め、侵攻するのではないか、という報道です。

緊張が伝わる報道ですが、そもそも、その緊張が生じた理由は何なのでしょうか。

それを紐解くためのキーワードはNATOです。
NATOとは、アメリカ主導の軍事同盟、北大西洋条約機構です。

NATOはソ連に対抗するために設立されたものでしたが、ソ連が崩壊した現在においても存続しています。

ソ連の後継国であるロシアは、ソ連の勢力圏であった東欧がNATOに加盟していっていることに危機感をもっており、さらにウクライナがNATO加盟を目指していることから、ウクライナ問題が生じています。

ウクライナはロシアと隣接していますから、ソ連に対抗するために作られたNATOにウクライナが加盟すると、敵対する軍事同盟加盟国が隣にあるということになってしまうため危機感を抱くのは致し方ないことかもしれません。

軍事的なぶつかり合いではなく、話し合いという外交で問題が沈静化することが期待されます。

大野