契約書作成の専門家として、新たに契約書を作成する・既存のご契約や手続き内容についての確認・整理に関するご相談を承っています。オンライン相談にも対応しています。相続・遺言もサポート対応。現在のご相談は、原則として1〜2営業日以内にご返信しております。

契約書テンプレ vs オーダー作成|どっちを選ぶべきか?失敗しない判断基準

「契約書はテンプレで十分なのか?」
「それとも専門家にオーダーすべきなのか?」

この疑問は、フリーランス・中小企業・スタートアップ問わず非常に多いです。

結論から言うと、

👉 テンプレで済ませていいケースと、絶対にオーダーすべきケースは明確に分かれます。

この記事では、両者の違いと判断基準を分かりやすく解説します。

目次

テンプレ契約書とは?

テンプレ契約書とは、インターネットや書籍などで入手できる「ひな形」のことです。

メリット

・無料または低コスト
・すぐに使える
・基本的な構造が分かる

デメリット

・自分の取引に合っていない
・不利な条項に気づけない
・トラブル時に守ってくれない可能性がある

👉 特に問題なのは「自分に合っているか分からないまま使うこと」です。

オーダー契約書とは?

オーダー契約書とは、行政書士や弁護士などの専門家が、個別の取引内容に合わせて作成する契約書です。

メリット

・取引内容に完全にフィット
・リスクを事前に潰せる
・トラブル時に強い

デメリット

・費用がかかる
・作成に時間がかかる

👉 ただし、「トラブル回避コスト」と考えると安いケースが多いです。

一番の違いはここ

テンプレとオーダーの本質的な違いはこれです。

👉 「責任の所在」と「想定しているリスクの深さ」

テンプレは
→ 不特定多数向け(=誰にも完全には合わない)

オーダーは
→ あなた専用(=あなたのリスクに最適化)

テンプレでOKなケース

以下の場合は、テンプレでも対応可能なことがあります。

・金額が小さい(数万円程度)
・単発取引
・関係性が良好で信頼できる相手
・業務内容がシンプル

👉 ただし最低限、「内容の理解」は必須です。

オーダーすべきケース(重要)

ここはかなり重要です。

以下に1つでも当てはまるなら、オーダー推奨です。

・継続取引(業務委託・顧問など)
・金額が大きい
・著作権・知的財産が絡む
・損害賠償リスクがある
・相手が企業・法人
・一度でもトラブル経験がある

👉 特に「業務委託契約」はテンプレ流用で揉める典型例です。

テンプレで失敗する人の特徴

これはかなり共通しています。

・読まずに使う
・分からない条項を放置
・相手に言われるがまま署名
・ネットの情報を過信する

👉 「なんとなく大丈夫だろう」が一番危険です。

実務でよくあるトラブル例

・報酬の支払い条件が曖昧
・納品物の権利がどちらにあるか不明
・途中解約のルールがない
・責任範囲が無制限になっている

👉 これらはテンプレのまま使うと頻発します。

折衷案という考え方

実はおすすめなのがこれです。

👉 「テンプレ+専門家チェック」

・ベースはテンプレでOK
・重要部分だけ専門家に見てもらう

これだけでリスクは大幅に下がります。

まとめ

契約書は「コスト」ではなく「保険」です。

テンプレは便利ですが、

👉 「使えるかどうか」ではなく「守ってくれるか」で判断すべきです。

迷ったらこの基準で考えてください。

・軽い取引 → テンプレ
・重要な取引 → オーダー

そして、

👉 少しでも不安があるなら、必ずチェックを入れる

これが一番失敗しない方法です。

最後に

契約書はトラブルが起きてからでは遅い分野です。

・契約前に1回確認するか
・トラブル後に何十倍も払うか

この違いだけです。

大野

目次