契約書を読まずにフランチャイズ加盟すると危険な理由
「説明では良い話ばかりだった」
「担当者が大丈夫と言っていた」
「早く決めないと他の人に取られると言われた」
フランチャイズ加盟では、このような流れで契約締結まで進んでしまうケースがあります。
しかし、フランチャイズ契約では、契約書を十分に確認せず加盟した結果、「思っていた内容と違った」「こんな義務があるとは知らなかった」というトラブルも少なくありません。
今回は、なぜ契約書を読まずに加盟することが危険なのかについて解説します。
フランチャイズ契約は「長期間拘束される契約」である
フランチャイズ契約は、数年単位で継続することが多い契約です。
一度加盟すると、
・加盟金を支払う
・店舗を作る
・設備投資をする
・従業員を雇う
・本部指定の運営ルールに従う
など、多くのコストや義務が発生します。
つまり、
「後でやめればいい」
が簡単にできる契約ではありません。
契約締結前の確認不足は、その後数年間影響する可能性があります。
「口頭説明」と「契約書」が違うことは珍しくない
加盟検討時には、
「利益はこれくらい見込めます」
「自由に経営できます」
「辞めたくなったら辞められます」
などの説明を受けることがあります。
しかし重要なのは、
実際に拘束力を持つのは契約書である
という点です。
仮に担当者が口頭で説明していても、契約書に異なる内容が書かれている場合、契約書が重視される可能性があります。
そのため、
「聞いた」ではなく「書かれているか」を確認する
ことが重要です。
解約条項を確認していないと「辞められない」が起こる
加盟後によく問題になるのが解約です。
契約書を確認すると、
・中途解約禁止
・高額な違約金
・解約予告期間が長い
・設備買取義務
・残存期間分の請求
などが定められていることがあります。
加盟前は「もし合わなければ撤退すればいい」と考えていても、実際には簡単に撤退できないケースもあります。
契約書確認の重要性が高い理由の一つです。
ロイヤリティだけ見て判断すると危険
加盟希望者が気にするポイントとして、
「加盟金はいくらか」
「ロイヤリティはいくらか」
があります。
もちろん重要ですが、それだけでは不十分です。
例えば、
本部指定購入義務
指定業者からしか購入できない。
営業時間の拘束
自由に営業時間を決められない。
エリア制限
近隣への追加出店を禁止される。
競業避止義務
契約終了後も同業を制限される。
このような条項が利益や自由度に大きく影響することがあります。
「急がせる営業」と契約確認不足は相性が悪い
加盟検討時には、
「今だけ」
「この枠が埋まる」
「早く契約した方が良い」
と急がされることがあります。
しかし、急いで契約すると、
・契約書を読まない
・不明点を質問しない
・比較検討しない
という状態になりやすくなります。
契約内容を理解しないまま進むことは、後から修正が難しい問題につながることがあります。
契約書を読む際に最低限確認したいポイント
加盟前には、少なくとも以下は確認したいところです。
✓ 契約期間
✓ 更新条件
✓ 解約条件
✓ 違約金
✓ ロイヤリティ計算方法
✓ 本部の支援内容
✓ 指定購入義務
✓ 競業避止義務
✓ テリトリー制限
✓ 損害賠償条項
全部を暗記する必要はありません。
ただ、
「何が自分の義務になるか」
を把握することが重要です。
まとめ
フランチャイズ契約は、
契約締結後より、契約締結前の確認の方が重要
と言っても過言ではありません。
契約書を読まずに加盟すると、
・想定外の費用負担
・撤退困難
・運営上の制約
・本部との認識違い
につながる可能性があります。
「説明を受けたから安心」ではなく、
契約書に何が書かれているかを確認する
ことが、加盟後のトラブル予防につながります。
契約書は「サインするための紙」ではなく、加盟後のルールブックです。
加盟前こそ、慎重な確認が重要になります。
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感情や立場の違いが関わる問題は、早めに整理しておくことで 将来のトラブルを防げる場合があります。
大野