責任者とは、ある事柄について責任を負う者です。

会社でいえば、代表取締役などがあげられるでしょう。
会社で不祥事があった場合、会見を開き説明を行う。
今後の見通しがつけば、辞任するという流れで、責任を取る
というのが通常かと思います。

責任の取り方はそれぞれですが、辞めるというのに意味があるのかという疑問をずっと持っていましたが、半沢直樹を見てなんとなく、辞任も責任の取り方なのかなと思うようになりました。

半沢直樹では、不正を行っていた幹事長を告発するために白井大臣を説得する際、半沢・頭取・大和田がテーブルに並んでいました。
それぞれが説得を行いましたが、白井大臣は動きません。
最後は半沢が不正による人の死があったことを説明し、白井大臣は説得に応じました。

そして、三人が頭を下げて、感謝を白井大臣に伝えました。

三人が頭を下げたシーンとても重厚に感じてしまいました。

役職ある人が頭を下げて感謝を伝える。

これだけで意味があるのではないか、と思うようになったのです。

このシーンが渡真利・半沢・三木だった場合、どうでしょう。
全然重みを感じないのではないでしょうか。

辞めるということは無責任となる場合もありますが、影響力ある責任者が、「責任を取る」という意味で本当に辞任をするのであれば、それだけで価値がある場合があるという思います。

責任者になるということは風格も求められるのかもしれませんね。

大野