2020年12月8日からイギリスで接種が始まった米製薬会社ファイザーとドイツのバイオ企業ビオンテックが開発した新型コロナウイルスのワクチンですが、ご存じの通り問題点があります。

それは零下70度前後の超低温でなければ効力が維持できず輸送はコールドチェーンを確立しなければならない点です。

製造拠点は、米国、ベルギー、ドイツにあるので海外輸送にはコールドチェーンは必須となります。幸いファイザーはこの輸送手段で使う、保冷箱も開発しているためとりあえず輸送はできそうです。

日本国内に持ち込まれた場合、そこからは超低温の冷凍庫が必要になりますがこれは国内で3000台は確保しているとの話です。

日本に持ち込まれた場合であっても接種は薬事法の許可が必要になるため、承認が下りた後は、国内の医療機関に随時出荷されることになります。

ここからは推測ですが、まずは限られた機関となりますが、PCR検査同様、時間の経過とともに設置したい医療機関による申請が必要になるか、全国の医療機関に徐々に配布していくかとなります。前者であれば、医療体制の充実レベルを筆頭に許認可申請を医療機関側が行うことになるため、ここでも薬事法関連の申請が必要になるでしょう。

行政書士 西本