2019年度(令和元年)行政書士試験対策として当事務所は個別指導を行いました。

8名の受講生中8名がフルタイムで勤務されている方でした。うち5名が合格されました(受験されたのは7名)。

みなさん時間がない中、隙間時間を見つけて毎日少しずつ勉強を継続されました。

しっかり机に向かう時間は確かに必要です。問題を解く時、まとめたい時などは必要でしょう。

しかし、働きながら毎日机にはなかなか向かえません。それでも時間を見つけてそれなりに勉強していました。

毎日勉強した方がいいです。ただ絶対そうしないと合格出来ない訳ではありません。

予備校を含め色んな所で色んなことを言われると思います。書店に行けば自己啓発本も山のようにあります。

結局何を信じたらいいのかわからないといった状況に陥ることもあるでしょう。

迷いが出たら一つだけ確かなことがあります。

それは、「合格するための方法は無数にあるということ、しかし、不合格になる理由はある程度皆さん一致している」ということです。

毎日しないといけない、1000時間、600時間勉強しなければならない、過去問を15周しないといけない、色々言われますが、別に15周回した、1000時間机に向かった、だけでは合格しません。今何のために何の勉強をしているのか、その意識を常に持つことです。

その勉強は実際に何点取れるのか、それを意識してください。すると出ない所、あまりに難しいところに時間を割かなくなります。要は努力の方向性です。これさえ間違えなければ、自分のペースで勉強して必ず合格出来ます。

だらだら一日中勉強しても意識して勉強しないと意味はありません。働いていて時間に追われている方が勉強する時間には集中します。この集中の積み重ねこそが、合格には必要なのです。そこで私の個別指導では働いていること、これをお勧めしています。世の中はどんどん変化しています。ただ法律の勉強、資格取得だけしたからといって将来安泰ではありません。

資格取得のための勉強だけ例外的に専業でやるべきという固定概念に囚われないでください。優秀な経営者は皆さん勉強しています。別に資格のためでなくても普通に勉強しています。経営しながら勉強しているのです。あなたも合格した後のことを考えて色んな事に関心を持ち、その上で資格試験の勉強をする。ごくごく当たり前のことをしてください。

そんなあなたであれば必ず合格できます。

やれば出来ます。

西本