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著作権法の考え方(権利の目的とならない著作物)
著作権法上保護を受ける著作物に該当する情報は、著作者人格権および著作権の保護を受けるのが原則です。 ただいくら著作権発生要件を満たしているように思えても保護の対象とならないものがあります。 1.憲法その他の法令(著作権法13条1号) 2.国、地方... -
国際関係法の考え方(未成年者が海外で買い物をした際、未成年を理由に取り消すことができるか)
日本法によると未成年者は法定代理人の同意を得ずに取引をした場合、後から取り消すことができます(民法5条1項)。 例えば、17歳の少年が法定代理人の同意を得ずに海外取引をした場合でも、同じく取り消すことができるのでしょうか? 取引をした国では16... -
会社法の考え方(一人会社で株主総会の招集手続きは必要か)
株式会社では、株主総会には招集手続きが必要であるとされます(会社法299条等)。それでは一人会社でも株主総会の招集手続きを実施する必要があるのかが問題となります。 なぜなら、株主が一人しかいないのであれば、手続きをしたかどうかはその一人の人... -
ゲシュタルト崩壊
ゲシュッタルト崩壊とは、知覚現象の一つです。長い間同じ漢字を見続けていると、その形態がわからなくなり、部分部分がばらばらに知覚されたりすることにより、その漢字が一体どんな漢字であったのか、果たして当たっているのかわからなくなる現象です。 ... -
トリアージ
トリアージとは、医療現場において、耳にします。事故現場などにおいて、患者の治療順位や搬送順位などの決定に用いられる言葉です。ドラマなどでも普通にトリアージと聞きます。トリアージではありませんが、少し驚いたことが夏にありました。暑い夏の日... -
成功材料
何か仕事を任されたとき、やってやるぞ。と思い取り組むがうまく物事が進まないときがあると思います。気合十分で、決して空回りしているわけでもないのにうまくいかない。はじめてなこと、しらないこと、抜擢されたこと、様々な要因があるかもしれません... -
有効期限
有効期限、それはサービスや商品などについて、その提供を受けるのに期間や時間が決まっていること。現在、様々な企業がギフトカードを発行していますが、有効期限が決まっているものも少なからずあります。発行日より2年を有効期限とするもの、発行日より... -
民事訴訟法の考え方(境界確定の訴え)
通常訴え提起は当事者の判断で行いますし、それは訴訟するかどうか、終了するかどうか(処分権主義と言います)、どういう立証活動をするか(弁論主義と言います)に現れます。これは民亊訴訟が私法活動の訴訟法的反映であることがその理由です。 しかし、... -
刑法の考え方シリーズ(自首について)
罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができます(刑法42条1項)。 ですので、指名手配犯が自首してもだめです。だからといって逃亡を続けると、情が重くなることもあります。 捜査機関に発覚する前とはいうものの、... -
マーケティングの目的
マーケティングの目的とは、オーストリア出身の経営学者である、ピーター・ドラッカー氏によると、販売を不要にすることであるとしています。 顧客のニーズを的確に把握しそれに応じた商品やサービスを適正な価格で販売する、そうすることでこちらから積極...