将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、とは敵の大将を射ようと思うのならば、まず馬を射て、という意味です。

そのままですが、何かを手に入れようとするときは、まず周り(その人が頼りにしているもの)から攻め落としていきなさい(成功の近道となる)ということのたとえです。

急がば回れ、的な感じですかね。

大将を直接打つのではなく、周りから倒し、弱った大将を倒す。
正々堂々の王道な感じはしませんが、なぜでしょう。邪道であるとも言い切れません。

周りから倒していく、馬を人を味方につけていき、大将の士気を削ぐ、これができれば、勝負に勝てるでしょうし、被害も少なく済むかもしれません。

勝負ひとつにしても、真正面から戦うことがすべてではない。発想を転換させて、柔軟に物事を考えなさい、ということなのでしょう。

凝り固まった組織の体制を変える、国を変える、人を変えるためには、常識にとらわれず、自由な発想で物事を考えなければならない時代に差し掛かっているのかもしれません。

皆さんが今手に入れたいと思うものは何ですか。

それを手に入れるために必要なものは何ですか。

本当にそれしか方法はないのでしょうか。

別の方法のほうが最適解かもしれませんよ。

人生は難しい・・・。

大野