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会社法の考え方(取締役会設置会社で代表取締役の選解任権を株主総会の決議事項とできるか)
取締役会設置会社においては代表取締役の選任、解任の権利は取締役会にあります(会社法362条2項3号)。株主総会でもこれができるとしても取締役会もできるのであれば、そのような定款は会社の本質、強行法規に反しないものであり有効と考えます。 行政書... -
会社法の考え方(取締役会設置会社で株主総会決定事項を拡張できるか)
株主総会の決定可能事項は原則として法律の定めた事項に限定されます(295条2項)。所有と経営の分離の現れといえます。一方で定款によって株主総会の決議事項を拡張できる(295条2項)が拡張できる事項に制限はないのかが問題となります。 株主は会社の実... -
会社法の考え方(監査役の職務の範囲)
監査役とは、取締役の職務執行を監査する(会社法381条1項)。監査とは、行為者とは別の者が一定の基準に照らしてその行為の適否を判断することです。 この監査役ですが、どこまでの範囲を見ればよいのでしょうか?監査役は監査すなわち、監督のような行為... -
菅総理の任期満了
自民党総裁選が終わり、新たな総裁が選ばれましたね。皆さんはどんなことを期待しますか。新たな総裁が選ばれたということは、自民党の総裁であった菅さんは任期満了で退任ということになります。結果、菅内閣は退陣ということになります。安倍内閣が退陣... -
民事訴訟の考え方(死者に対する訴訟の取り扱い)
被告が訴訟係属前に死亡しているにもかかわらずそれを被告として死者を表示し訴えを提起した場合にはどのように処理すべきか。これは一切の訴状の表示を合理的に解釈して当事者を判断すべきですので、死者ということになります。 しかしこれでは当事者は死... -
事業譲渡契約の考え方(譲渡財産には何が含まれるか)
事業譲渡の対象となる財産は一定の事業目的のために組織化され、有機的一体として機能する財産となります。この財産には、譲渡される事業に係る、土地建物、機械設備、商品等の有形資産、コンテンツや知的財産権といった無形資産といった法律上の権利のみ... -
インタビュー
意見を聞きたい、思いを聞きたいときになされるのがインタビュー。インタビューを受ける側からたくさんの情報を得るために、相手が話しやすくするように問答を続けることができるかがインタビュアーの力量となります。そのため、相手のことや業界のことを... -
ペアルックの行方
ペアルック、そう男女が同じ色、柄、型の服を着ること。カップルなどで見る機会があるかと思います。 そんなペアルックですが、兄妹で同じ色、柄、型の服を着ているのを見て微笑ましく思ってしまいました。兄はシャツを外に出し、妹はシャツをズボンの中に... -
浮気と不倫の違い
男女関係において、浮気や不倫という言葉があります。その違いは何でしょうか。 浮気とは配偶者や交際相手以外の異性と交際すること(肉体関係の有無は問わない)。不倫とは配偶者がいるにもかかわらず他の異性と肉体関係を持つこと。と考えられています。... -
ごみを道端に捨てる人の心理
誰だって汚い場所で生活をしたくはないでしょう。しかし平気で道にたばこや空き缶を捨てる人がいます。 その人たちも町が汚れてしまうのは嫌だと感じると思います。ではなぜ、捨てるのか? それは、「そのごみを拾う人がいることを知っているから」だ思い...