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民事訴訟法の考え方(境界確定の訴え)
通常訴え提起は当事者の判断で行いますし、それは訴訟するかどうか、終了するかどうか(処分権主義と言います)、どういう立証活動をするか(弁論主義と言います)に現れます。これは民亊訴訟が私法活動の訴訟法的反映であることがその理由です。 しかし、... -
刑法の考え方シリーズ(自首について)
罪を犯した者が捜査機関に発覚する前に自首したときは、その刑を減軽することができます(刑法42条1項)。 ですので、指名手配犯が自首してもだめです。だからといって逃亡を続けると、情が重くなることもあります。 捜査機関に発覚する前とはいうものの、... -
マーケティングの目的
マーケティングの目的とは、オーストリア出身の経営学者である、ピーター・ドラッカー氏によると、販売を不要にすることであるとしています。 顧客のニーズを的確に把握しそれに応じた商品やサービスを適正な価格で販売する、そうすることでこちらから積極... -
会社法の考え方(取締役会設置会社で代表取締役の選解任権を株主総会の決議事項とできるか)
取締役会設置会社においては代表取締役の選任、解任の権利は取締役会にあります(会社法362条2項3号)。株主総会でもこれができるとしても取締役会もできるのであれば、そのような定款は会社の本質、強行法規に反しないものであり有効と考えます。 行政書... -
会社法の考え方(取締役会設置会社で株主総会決定事項を拡張できるか)
株主総会の決定可能事項は原則として法律の定めた事項に限定されます(295条2項)。所有と経営の分離の現れといえます。一方で定款によって株主総会の決議事項を拡張できる(295条2項)が拡張できる事項に制限はないのかが問題となります。 株主は会社の実... -
会社法の考え方(監査役の職務の範囲)
監査役とは、取締役の職務執行を監査する(会社法381条1項)。監査とは、行為者とは別の者が一定の基準に照らしてその行為の適否を判断することです。 この監査役ですが、どこまでの範囲を見ればよいのでしょうか?監査役は監査すなわち、監督のような行為... -
菅総理の任期満了
自民党総裁選が終わり、新たな総裁が選ばれましたね。皆さんはどんなことを期待しますか。新たな総裁が選ばれたということは、自民党の総裁であった菅さんは任期満了で退任ということになります。結果、菅内閣は退陣ということになります。安倍内閣が退陣... -
民事訴訟の考え方(死者に対する訴訟の取り扱い)
被告が訴訟係属前に死亡しているにもかかわらずそれを被告として死者を表示し訴えを提起した場合にはどのように処理すべきか。これは一切の訴状の表示を合理的に解釈して当事者を判断すべきですので、死者ということになります。 しかしこれでは当事者は死... -
事業譲渡契約の考え方(譲渡財産には何が含まれるか)
事業譲渡の対象となる財産は一定の事業目的のために組織化され、有機的一体として機能する財産となります。この財産には、譲渡される事業に係る、土地建物、機械設備、商品等の有形資産、コンテンツや知的財産権といった無形資産といった法律上の権利のみ... -
インタビュー
意見を聞きたい、思いを聞きたいときになされるのがインタビュー。インタビューを受ける側からたくさんの情報を得るために、相手が話しやすくするように問答を続けることができるかがインタビュアーの力量となります。そのため、相手のことや業界のことを...