先日、即位礼正殿の儀が行われ、天皇陛下が即位したことを日本国内・外に宣明されました。
この儀式のために、海外から多くの国家元首や王族の方が来日されました。
めでたいですね。
国家元首という言葉を使いましたが、いったい何を指すのでしょうか。
国家元首とは、 行政権の長として対外的代表権を持つ存在（人）や（行政権の長であるかないかは問わず）対外的代表権を持っている存在（人）を指すといわれています。
アメリカではトランプ大統領が国家元首ということになります。
では、日本では誰が国家元首なのでしょうか。
明治憲法下では、明文規定はないものの、天皇陛下を国家元首とすることを前提とする規定が設けられていました。
しかし現憲法には誰を国家元首とするのかという規定はなく、意見が分かれているのが現状です。
天皇陛下を国家元首とする説や行政権の長である内閣または内閣総理大臣を国家元首とする説、国家元首は不在とする説などがあります。
結論として、日本の国家元首が誰であるかは明確に定められていないということです。
ただ、国家元首について規定をしていない国も存在していることから、日本だけが特殊ということではないようです。 大野
