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刑法の考え方シリーズ(正当防衛の要件「急迫性」)
正当防衛成立のためには、現に危険が差し迫っているまたは間近に迫っていることが必要です。 これはなぜなのかと言いますと、正当防衛(刑法36条1項)といいますのは、本来法益の侵害行為があったまたはありそうならそれは国民が自力でなんとかするのでは... -
プライバシーポリシーについて
プライバシーポリシーは取得した個人情報をどのように保護するか、用途はなにか、疑義がある場合にはどこに言えばいいのかを記載したものをいいます。 ECサイト上で個人情報を取得することがないのであれば必要ありませんが、そういうビジネスはあまりあり... -
委任契約と終了事由
民法653条において、委任の終了事由が列挙されています。①委任者または受任者の死亡②委任者又は受任者が破産手続開始の決定を受けたこと③受任者が後見開始の審判を受けたこと上記の事由があれば委任契約が終了するといわれています。委任契約は信頼関係を... -
刑法の考え方シリーズ(不作為犯)
例えば、殺人罪の場合、作為(何らかの行動をすること)で実行する場合はもちろん成立しますが、不作為(何もしないこと。もちろん殺意はあるとします)であっても殺人が成立することがあります。 これを不作為犯と言います。 不作為犯で特に問題となるの... -
臨終からの手続き②民間編
人が亡くなった場合、役所に必要な届出をするだけではなく、さまざまなサービスを受けているでしょうから、それに関する手続きをしなければなりません。例えば、以下の手続きが考えられます。 ・電気、ガス、水道、NHK、新聞 契約者名、支払い方法の変更... -
臨終からの手続き①役所編
人がなくなると様々な手続きを行わなければなりません。相続と手続き①でも書いたのですが、少しおさらいです。 ①人がなくなった場合にすぐに行うこと・死亡診断書をもらい、死亡届を届出ること。 死亡から7日以内に役所へ提出することになります。・埋葬... -
行政書士の業務概要(令和3年度版)
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民法の考え方シリーズ(取得時効と登記)
ある土地を時効取得した人は第3者に対して時効取得を登記(177条)なくして対抗できるかという問題があります。例えば、土地の持ち主AがいてそのAの土地を甲が10年善意で取得時効したとします。これを知らずにAはは第三者に売ったとします。この第三者から... -
民法の考え方シリーズ(177条の第三者)
民法177条は重要な条文の一つです。相対立する2者間で不動産について権利主張をする場面では登記をしている方がもう一方に優先するとする規定です。 177条の「第三者」は当事者もしくはその包括承継人に当たらない者で登記の欠缺を主張する正当な利益を有... -
民法の考え方シリーズ(時効完成後の債務承認)
債権の消滅時効が完成した場合、時効が完成したということを債権者に通知する行為を援用と言います。 時効制度はこの援用という行為をしなければ時効の主張をすることができません。 また債務があるということを認める行為を承認と言います。この承認とい...