最近では日本でもインバウンドが盛んになり、色んな国から様々な文化を持った方々が日本を訪れています。
その中でも、今回は私が初めて国際交流の場で最も仲良くなった友人のお話です。
私が大学3年時に留学のプログラムで訪れたその友人たちとは、それまで何度か経験していた国際交流の場の中でも、最も仲良くなったチームでした。
その中で数名、ふとした瞬間いつものみんなの輪の中にいないのです。
探してみると、小さい講義室のドアに「礼拝中…ドアを開けないでください」と書かれた紙が貼られており、実際に他宗教の習慣を目の当たりにしたときのカルチャーショックを感じました。
その後も色んな場面で大変な思いをすることになりました。「この食べ物は食べて大丈夫?」「礼拝の時間を何時か確認しないと!」「お別れのハグは問題ないのか?」一つずつ確認しながら、でもお互いの習慣を大事に過ごしました。
別々のバックグラウンドを持つもの同士、大事なのは理解しあうことだとこの時に痛感しました。
その友達からは今でも定期的に連絡が来ます。
私たちがご飯を食べるときに「いただきます。」「ご馳走様。」と口にするように、彼らにも彼らの当たり前があることを理解することで、自分の視野も広がってより豊かに世界を眺めることができます。
スタッフ