債権とは、ある特定の人が、もう一方の特定の人に対してある一定の行為をすることを請求できる権利です。

その反対である、ある特定の人に対して一定の行為をしなければならない義務が債務となります。

そんな債務ですが、分類ができます。

①作為債務
 積極的にある行為をすることを内容とする債務を言います。
  ・目的物を引き渡すこと
  ・代金を支払うこと
②不作為債務
 ある行為をしないことを内容とする債務を言います。
  ・夜間にはピアノを弾かない

作為債務はさらに、与える債務となす債務に分類されます。
〇与える債務
 物を引き渡すことを目的とする債務です
  ・目的物を引き渡すこと
  ・代金を支払うこと

〇なす債務
 物を引き渡す以外の行為を目的とする債務です。
  ・働くこと

大野