羊頭狗肉(ようとうくにく)とは、見かけを飾って中身がないことを意味する四字熟語です。

羊頭は羊の頭、狗肉は犬の肉を意味します。

店前に羊の頭を出しておきながら、売った肉は犬の肉だったという昔の出来事から転じて、見かけは良いが実際は違ったということを表わす表現として使われるようになっています。

本当の自分をすべておおっぴろげに出してうまくいく世界なのであれば、それでよいかもしれませんが、現実はそうではありません。

実績、年齢、生い立ち、出で立ち、立ち居振る舞い、服装、仕草、様々なものから「その人」を判断することになります。

それが薄ければ、忙しい現代においては目に留まりません。

となると、少し大げさに表現することも必要なことだということになります。

そして、少し大げさに表現しておきながら、実績を積み、立ち居振る舞いを習得し、最終的に少し大げさに表現したところに自分が到達すれば、それは見かけだけで実を伴っていない、とは言われなくなります。

社会に溶け込むためには、さじ加減が大切です。

大野