法律を学習していると、一度は聞いたことがある三段論法。

論理性があり説得力のある文章を書くためのテクニックと言われています。

ある事実や前提となる情報を起点として、推論し、結論を導き出します。

大前提(法解釈・条文)→小前提(事実認定)→結論。

有名な論理として以下のようなものがあります。

人は必ず死ぬ→ソクラテスは人間である→ソクラテスも必ず死ぬ。

三段論法と言っていますが、悪くいってしまえば、妥当な結論を導き出すための手法です。

さて、幕末の三段論法というタイトルにしましたが、明治維新に強い影響を与えた人物として吉田松陰という方がいらっしゃいます。

その吉田松陰は、次のようなことを言ったそうです。

夢なき者に理想なし
理想なき者に計画なし
計画なき者に実行なし
実行なき者に成功なし
ゆえに、夢なき者に成功なし

夢を起点とし、成功をゴールにしているものですが、夢がなければ成功しないという結論になるのか、という疑問は生じえます。

ただ、成功を求める人・成功している人は自分の理想とする何かを持っているのは確かだと思います。

明治維新は日本を変えたい・良くしたいと考えた人たちが起こしたものだと思いますし、吉田松陰の教え子も多くいます。

今も昔も、人の原動力は夢なのかもしれません。

大野