ネット社会が発達した現在、ネット通販を利用する機会が多くなりました。
アマゾン、楽天、ロハコ、などなど。

レンタルビデオ屋さんもネットに変わっています。
ネットフリックス、アマゾンプライム、ダゾーン、などなど。

そう、店頭に行く機会が激減しました。

ただ、店頭に行くメリットは今でも残っていると思います。
実物を触ることで、思っていたものと合致しているのかを確認することができる。
店員さんがいれば、説明を受けることができる。

特に専門店みたいなところでは、商品やサービスについて事前に勉強をし、どのようにすればわかりやすいかを研究していたのだそう。

その手間を踏んだうえで、説明がわかってもらえず、納得してもらえなかった場合であっても、納得してもらえるまで根気強く説明を行っていた。
それも無償で。
ですので、店頭で買う意味は大いにあったといえます。

説明が下手だから悪いんだろ、といえばそれまでですが、伝えようとする姿勢はわかってもらえると思います。
そのうえで、納得できなかったとしてもクレームは少なかったと推察します。

かわって、ネット社会はクレームが発生しやすいでしょう。
人がかかわっていませんから、感情をぶつける先がお店の人ではなく、「店全体」に向きますから。
どれだけうまい商品説明文書を書いたとしても、それでは補いきれません。

かといって、商品説明を有料にしてしまうと、お金を払っているのだから、下手な説明を聞かされた日にはクレームが発生しやすくなります。

程よく人間をかかわらせ、程よく離れる。

現代の社会にはこのシステムが求められるのではないでしょうか

大野