小学、中学、高校、大学、どこまで行くかは人それぞれですが、どこまで行ったかでその人が本当に勉強ができるのかはわかりません。

一定の水準であることを担保するために入学試験がありますが、知識を詰め込めば何とかなる部分も一定程度あります。

入試の際は覚えていたけど、すぐに忘れてしまった。という方もいらっしゃるかもしれません。
それはそれでいいのですが、少しもったいないかもしれません。

教育者である福沢諭吉は以下のような言葉言ったそうです。

「学問の本質は学問を自分がどう活用できるかにかかっている。現実社会に応用できないような学問は無学と言われても当然である」

どれだけ知識を得たとしても、それを活用できなければ何も学んでいないのと同じだ、という意味だと思います。

勉学の目的が高校に入ること、大学に入ることだけであれば、もったいないと思います。

すぐに忘れてしまうからです。
入ることを目的とすることは問題ではありません、それだけを目的とするのはせっかくの機会を棒に振っているように思えます。

学んだことは社会に出ればあまり使いません。
が、ふとした時に聞かれることがあります。
完璧な答え方でなくてもいいので、それなりの方向性を示せれば会話は成り立ちます。
直接的な使い方ではないかもしれませんが、勉学が活用される場面はたくさんあります。

学べる機会があるという方は、是非「覚える」というだけでなく「意味内容」まで理解することをおススメします。
後に学んだことのかけらがちょっとでも残っていると「頭のいい人」と思われる可能性が高くなります。

大野