ある芸能人は大学の卒業式の祝辞において、挑戦という言葉を卒業生へ送られました。

今から社会へ羽ばたいていく人たちに対して、挑戦という言葉はとてもシンプルで贈る言葉としては最適でしょう。

若者は多くの時間がまだあるのだから、挑戦をし、失敗を重ねて大きくなれ。

とてもいいと思います。
一般的な祝辞なら、「挑戦してください。報われないときもありますが、いつか報われます」的な感じで終わるかと思いますが。

この芸能人は、卒業生へ贈った言葉の後に続きがあり例を用いて説明しています。

時計の針は長針と短針が1時間ごとに重なる時間帯があると。
1時なら5分、2時なら10分・・・・・
ただ、唯一重ならない時間がある。
それは11時。短針が逃げ切ってしまう。
そして、その1時間後の12時には再び長針と短針は重なる。鐘が鳴るときです、と。

ふーんと思うかもしれませんが、
これが先ほどの「挑戦」という言葉にかけると、どんなに挑戦し、努力を重ねたとしても報われないときは存在する。それは11時

ただ、挑戦をしていると報われるときは必ず来る。それは12時かもしれないし、1時かもしれないですが。
報われないときよりも、報われる方がたくさんあると。
だから挑戦をするべきだと。

誰もが目にする時計を用いた例え、大変うまいなぁと感心してしまいました。

大野