企業法務 会社法関連– category –
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一方的な契約の有効性
私はご依頼に応じて代理人として文書作成をしますが、時に公序良俗に反するような文書作成を希望される方がいます。 例えば、何があってもすべての損害をちょっとしたことで請求するなどです。 契約は当事者間のバランスがとても重要になります。 一方的な... -
NDA契約締結の基本~契約書作成その1~
今回から、契約書作成の流儀と題しまして、弊所が過去取り扱ってきました契約書の種類、ビジネス契約の業種をサンプルにして、最低限この種類の契約書を作成する際には、ここに気をつけてくださいといったものを情報としてご提供しようと思います。弊所は... -
コンプライアンスの重要性
「某旅行会社」が旅行のパンフレットの制作費の水増しをし2009年から2018年までの約10年間でもらうべき会社から支援金合計約7000万円という大金を不正に受け取っていたことがニュースになっています。 真偽のほどは定かではありませんが、例えば本来パンフ... -
下請法の適用範囲について
公正取引委員会の存在はビジネスをするものにとって考えておくべき問題です。なかでも下請法の適用範囲についてよく質問されますので、ここで簡単に整理しておきます。 まず、下請法とは、公正な下請けを守るための法律です。労働基準法はご存じの方が多い... -
独禁法違反「私的独占」の事例
パソコン部品メーカー大手のA社は、国内パソコンメーカー3社に対して、A社製のCPU(コンピュータの中心的な処理装置として働く電子回路)を搭載させるため、A社製のCPUを買ってくれれば今後取引をする、資金提供すると持ちかけた。 この行為は、パソコン... -
株式会社の特徴
①株式会社の特徴 できるだけ多くの人たちに出資をしてもらい、そのお金をもとに大規模事業を展開し、利益を上げる活動を行います。 多くの出資を集められるように社員(株主)の責任は間接有限責任としています。 また、株式制度を採用することで、資力... -
株式の形態
株式会社は、株式という社員権を発行することで、資金を調達し、その資金で事業活動を行う形態を採用した会社のことです。 株式会社は、様々な種類の株式を発行することができるとされています。 ①普通株式 一般的な株式です。 様々な権利がついている種... -
改正会社法情報(最新版)
会社法改正ですが、公布日2019年12月11日、施行日は2021年6月頃を予定しています(株主総会資料の電子提供制度については2023年6月頃を予定)。 今回の改正、一言でいえば、ガバナンスの透明化ということになります。以下では端的に改正点と御社がどのよう... -
デザイナーの契約書作成(注意点)
契約書の作成依頼をよく受けますが、完全に理不尽にこちら側に有利に作ってもいい場合にもありますが、不公平すぎると契約書としても意味をなさない場合があります。 損害賠償を何をどうしても負わないですとか、契約に不適合な部分があっても何一つ責任を... -
契約書法務⑦損害賠償請求、特別損害の考え方
民法416条2項では特別の事情によって生じた損害を賠償請求できる場合を規定してます。 特別の事情とは教室事例では、転売目的を売り主側が知っていたケースです。買主、売り主の職業や取引通念も考慮され検討することにはなります。 相当因果関係があった...