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観音像にマスク
先日、福島県会津若松市の法國寺会津別院で新型コロナウイルスの終息を願い、観音像にマスクが装着されたことがニュースとなっていました。塗装とひび割れの補修に合わせて、マスクをつけるという作業をしたようです。観音像にマスクをつけるなんて、とい... -
保証と連帯保証
保証人と連帯保証人という言葉を聞いたことがあると思います。 お金を借りた人が万が一お金を返せなくなったときに、借りた人に代わってお金を返済する義務を負うのはどちらも同じです。では、両者の違いは何でしょう①連帯保証には、補充性、分別の利益が... -
著作権法の考え方シリーズ(漫画のキャラクターに著作権はあるか)
キャラクターそれ自体の著作物を考えると少し面倒な話になります。著作権法は10条1項で著作権のあるものを例示的に列挙しています。これって著作権あるのかなと考えるときはこの10条1項に列挙されているものの中から近いものを選びますが、キャラクターで... -
著作権法の考え方シリーズ(二次的著作物の考え方)
二次的著作物とは、著作物を翻訳し、編曲し、もしくは変形し、または脚色し、映画化しその他翻案することにより創作された著作物です(2条1項11号)。例えば、英語の小説を日本語に翻訳した作品、クラシックをジャズに編曲した作品、絵画を彫刻に変形した... -
著作権法の考え方シリーズ(音楽の著作物の考え方)
音によって表現される著作物です。メロディ、リズム、ハーモニーを要素とする楽曲に加え、楽曲と同時に利用される歌詞も音楽の著作物となります。もっとも歌詞は楽曲と一緒に利用されないなら言語の著作物となり二面性を有することにもなります。 音楽の著... -
著作権法の考え方(SMAP大研究事件)
SMAP大研究事件という著作権に関する裁判例(地裁判例)があるのをご存じですか? どのような事件かと言いますと、雑誌「anan」等に掲載されたSMAPのインタビュー記事が、無断で書籍に転載されたことで著作権侵害としてこの転載した出版社を訴えたという事... -
AI職業
AI、人口知能はコンピュータが人間に代わって言語の理解や問題解決などの知的行動を行う技術を言います。 今まで人が築き上げてきた膨大なデータをコンピュータに与え学習させれば、これを機械的に利用して知的な行動をコンピュータが行うのです。この顔は... -
著作権法の考え方シリーズ(著作物の例示)
著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」(2条1項1号)。 これだけですと、抽象的ですので著作権法では著作物になるのはこういうものですという例示をあげています。 例えば、言語、... -
著作権法の考え方シリーズ(著作権の発生要件)
著作権は創作性のあるもの(思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。著作権法2条1項1号)であれば何となく書いた子供の絵であっても発生します。 そして特許権など申請して権利を得るような... -
ダブル・バインド
ダブルバインドとは、相反するメッセージが提示された結果、相手方に混乱が生じてしまう状態を言います。例えば、会社の上下関係では、上司が部下に対しての命令が相反するものであったために、部下が断りづらい(束縛)状況になり、困惑してしまう場面で...