皆さんがそう思うかどうかわかりませんが、子供の頃、なぜかやってみたくなった行動の一つとして、マッチで火をつける、という行為。

昔は喫茶店などにその店のマッチがおかれていましたが、現在ではあまり見かけません。

マッチで火をつけた時の独特の火の付き方、臭い、その短さ、これを風情というのかどうかわかりませんが、何とも言えないあの一瞬が好きです。

何回もマッチを擦って火をつけ、消えては擦り、を行い親に怒られたものです。

現在では火をつけるという行為がマッチを使わずに手軽に行えることからマッチを使っている人をあまり見かけません。需要が少なくなっているのでしょうか。ただ、店舗で販売されていることが多いですね。

ちょっとマッチの話を書いていて、ふとマッチ箱の横にある”擦る部分”について興味を持ちました。

その部分に名前があるのですが、皆さんご存じでしょうか?

答えは「側薬(そくやく)」というそうです。

擦る部分ではなく、マッチ部分の”先端”は「頭薬(とうやく)」といい、
その部分の成分は「塩素酸カリウム」だそうで、酸素を出す働きがあるそうです。

出てきた酸素が側薬の「赤リン」と反応して火がつき、その火が頭薬の「松やに」などに燃え移ることで、火がつくようになっています。

これがマッチの仕組みです。

大野