2023年4月入社の新卒採用面接が6月1日に解禁されています。

日本はこれまで毎年決まった期間において、新卒学生を対象として、在学中に採用選考を行い、大学を卒業した後に入社をさせるという新卒一括採用を行ってきました。

新卒じゃないと不利といわれる所以ですね。

近年ではこの考えをやめる企業も出てきているそうで、希望の部署への配属の確約をしたり、年収00年を保証するといったものもあるそうです。

右も左もわからない新社会人を会社が育て上げる。
終身雇用、年功序列、という人事制度にもあっていたのが新卒一括採用です。

基本業務は分からないが、働きたいと考える新卒生にはメリットがありますが、専門知識を学び即戦力として働ける自信がある人にとってはあまりメリットはない制度ともいえます。

最近は数年で転職をすることも普通になってきているので、お金と時間をかけて人材を育てるということは時代に合わなくなってきています。

これを企業側も察知して、新卒生を一律に扱う新卒一括採用をやめようとしているのではないでしょうか。

労働市場の硬直化なんていわれる新卒一括採用制度ですが、会社が新卒生を育てるという気概があることで成り立っている制度でもあります。

会社が新卒生を育てることをやめてしまった場合、即戦力になれなかった人たちは失業してしまう恐れがあります。

そのため、大学できちんと勉強をし、インターンなども積極的に利用し、スキルアップがより求められるようになると思われます。

少子化ではありますが、今まで以上に競争が激化するかもしれません。

大野