人が罪を犯せば、罰せられます。
罪が定められた「法」に違反したということで、罰が与えられます。
社会秩序を保つためには必要なことであると思います。

法を犯す以外に人が犯す罪はあるのでしょうか。
これに関して、野球の野村監督がある言葉を残しています。
「人にとって最大の罪とは何か、それは鈍感であること。」

これは、失敗の原因に気づくには、微妙な変化や差異を見逃さないことが必要で、常に感じて動くことができなければ成長することはできない、動いて感じることが人には大切なのだ、ということになろうと思います。

すなわち、失敗しないように動くこともよし・たとえ失敗したとしてもその原因を突き止め同じ失敗を繰り返さないことが大切で、これができるものが次のステージに行ける(成長・進歩できる)、それができない人は成長できない(罪を犯してしまっている)ことを端的に表しているのだと思います。

罪という言葉を使っていますが、誰かを咎めているのではなく、自分を成長させるための自戒の言葉なのでしょう。

自由奔放に生きることも自由ですが、その自由を手に入れるためにあなたは動きましたか?
自由という言葉だけ声高に叫んでも意味がありません。
逆に周りを気にしすぎていませんか?
周りの目に委縮するのではなく、行動を起こすこと。
うまく物事が進まないのには何らかの理由があるはずです。
その原因を探ってみましたか?

まずはやってみるのです。
うまくいった、いかないということはそこまで大切ではない。
うまくいかなかったのであれば、その原因を突き止めることができるか。
これが一番大切で、そのことに人の関心が集まる。
そしてその原因を修正し、克服することができるか。
失敗したとしても修正できる能力があれば立ち直れるはず。
失敗を繰り返さなければよいのだ。

野村監督の言葉を借りると、このようになるのでしょうかね。
なんとも哲学的な言葉で難しく、私なりに解釈したのですが、とどのつまり「何かで成功(成長)したいのなら、周りをよく見て行動しなさい」と大先輩が教えてくださったものだと思います。

この言葉を肝に銘じて自分を成長させようと思います。

大野