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著作権法の考え方シリーズ(音楽の著作物の考え方)
著作権法
音によって表現される著作物です。メロディ、リズム、ハーモニーを要素とする楽曲に加え、楽曲と同時に利用される歌詞も音楽の著作物となります。もっとも歌詞は楽曲と一緒に利用されないなら言語の著作物となり二面性を有することにもなります。 音楽の著... -
著作権法の考え方(SMAP大研究事件)
著作権法
SMAP大研究事件という著作権に関する裁判例(地裁判例)があるのをご存じですか? どのような事件かと言いますと、雑誌「anan」等に掲載されたSMAPのインタビュー記事が、無断で書籍に転載されたことで著作権侵害としてこの転載した出版社を訴えたという事... -
AI職業
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AI、人口知能はコンピュータが人間に代わって言語の理解や問題解決などの知的行動を行う技術を言います。 今まで人が築き上げてきた膨大なデータをコンピュータに与え学習させれば、これを機械的に利用して知的な行動をコンピュータが行うのです。この顔は... -
著作権法の考え方シリーズ(著作物の例示)
著作権法
著作物とは「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう」(2条1項1号)。 これだけですと、抽象的ですので著作権法では著作物になるのはこういうものですという例示をあげています。 例えば、言語、... -
著作権法の考え方シリーズ(著作権の発生要件)
著作権法
著作権は創作性のあるもの(思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいいます。著作権法2条1項1号)であれば何となく書いた子供の絵であっても発生します。 そして特許権など申請して権利を得るような... -
ダブル・バインド
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ダブルバインドとは、相反するメッセージが提示された結果、相手方に混乱が生じてしまう状態を言います。例えば、会社の上下関係では、上司が部下に対しての命令が相反するものであったために、部下が断りづらい(束縛)状況になり、困惑してしまう場面で... -
次の段階へ
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新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっており、受けられた方も受けられていない方もおられると思います。第1回目の接種が終了した方が、半数いるという数字が上がってきています。そんななか、新たなニュースを目にしました。飲食店においてワクチン... -
刑法の考え方シリーズ(放火罪の焼損の意味)
憲法 刑法の考え方
日本の刑法は、人の命の危険性が広がるような罪はとても重く処罰する傾向にあります。 放火罪(刑法108条以下)はまさにそれです。 放火罪の成立には、建物などを焼損したことが必要になります。燃やしたということですね。ではどこから燃えたというのかが... -
会社法の考え方(株主からの名義書き換えを会社が不当に拒絶した場合の処理)
企業法務 会社法関連
名義書換えを行わなければ会社に対して株主たる地位を主張することができない(会社法130条1項)。これは会社不当に名義書換えの趣旨は株主名簿による株主の集団的、画一的取り扱いを可能にする点にあり、会社保護のための規定である。不当拒絶した会社は... -
刑法の考え方シリーズ(同意殺人罪の嘱託の意味)
憲法 刑法の考え方
同意殺人罪という犯罪があります(刑法202条後段)。6月以上7年以下の懲役となっており、通常の殺人罪(199条)の死刑又は無期若しくは5年以上の懲役と比べると非常に軽いことがわかります。 同じ、「人を殺す」という行為であるにもかかわらず、この差は...