刑法の考え方シリーズ(放火罪の焼損の意味)公開日:2021年8月20日憲法 刑法の考え方 日本の刑法は、人の命の危険性が広がるような罪はとても重く処罰する傾向にあります。 放火罪(刑法108条以下)はまさにそれです。 放火罪の成立には、建物などを焼損したことが必要になります。燃やしたということですね。ではどこ […] 続きを読む
会社法の考え方(株主からの名義書き換えを会社が不当に拒絶した場合の処理)公開日:2021年8月19日企業法務 会社法関連 名義書換えを行わなければ会社に対して株主たる地位を主張することができない(会社法130条1項)。これは会社不当に名義書換えの趣旨は株主名簿による株主の集団的、画一的取り扱いを可能にする点にあり、会社保護のための規定である […] 続きを読む
刑法の考え方シリーズ(同意殺人罪の嘱託の意味)公開日:2021年8月18日憲法 刑法の考え方 同意殺人罪という犯罪があります(刑法202条後段)。6月以上7年以下の懲役となっており、通常の殺人罪(199条)の死刑又は無期若しくは5年以上の懲役と比べると非常に軽いことがわかります。 同じ、「人を殺す」という行為であ […] 続きを読む
よく見ると・・・公開日:2021年8月17日ブログ ある日、スーパーで買い物をしていると店員さんにこんなことを聞いている人がいました。「これって、ビールなの、発泡酒なの、第3のビールなの」と。 なんか聞いたことある会話だなと思いましたが、今はいろんなビールと呼ばれるものが […] 続きを読む
意見と提案公開日:2021年8月16日ブログ 誰かと話をしていると、考えを求められる場合があります。自分の考えを相手に伝えるのですが、意見と提案には違いがあるようです。 相手が述べたことに対する自分の意見を伝え、相手に改善点や課題を与える場合が「意見」に分類されます […] 続きを読む
社内内規公開日:2021年8月15日ブログ 会社に勤めることになったとき、会社のルールがあるのではないでしょうか。会社内での規則、社内規則です。 あれはやってはダメです、と予め決めておくことで責任を明確化し、統制を図るために設けられるものです。 内規ですから、その […] 続きを読む
著作権法の考え方(北朝鮮事件)公開日:2021年8月14日著作権法 著作物の保護義務を課している条約としては、ベルヌ条約、万国著作権条約、TRIPS協定があります。日本は加盟していますし、他の多くの国も加盟しています。加盟しているので例えば日本で外国で発生した著作権外国民の著作物も保護の […] 続きを読む
民事訴訟法の考え方(組合それ自体に当事者能力は認められるか)公開日:2021年8月13日民法・民事訴訟法の考え方 当事者能力とは訴訟要件の一つで翻案の判決の名宛人となることができる一般的資格であり、これは実体法上権利能力を認められる自然人または法人であるとされています。つまり通常の日常生活を独立して単独で行うことができる能力と言い換 […] 続きを読む
民事訴訟法の考え方(当事者の確定)公開日:2021年8月12日民法・民事訴訟法の考え方 原告が被告を訴える際、相手方が誰かわからないのであれば訴えようがありませんよね?当事者が誰であるかは誰にどのような権利を確定させるかを目的とする民事訴訟上重要な考え方です。 例えば甲さんを訴えて、甲さんの手元に訴状が届い […] 続きを読む
会社法の考え方シリーズ(役員等の第三者に対する責任)公開日:2021年8月11日企業法務 会社法関連 会社法429条では一定の場合に、役員等が第三者(会社以外の者)に対して損害賠償責任を負うと定めています(役員等の第三者に対する責任)。無条件に責任を負う訳ではありません。 役員等が職務を行うについて悪意または重大な過失が […] 続きを読む