暮らしと法律– category –
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所有権移転〇×クイズ
もう慣れてしまいましたでしょうか?いきなりですが問題です。 Aさんは自己が所有する甲建物を、Bさんに売るという契約をAB間で締結しました。その契約では、所有権はBさんが甲建物の代金を全額支払ったときに移転するとしています。Bさんは甲建物の代金を... -
民法改正で何が変わった
2020年4月に民法が大幅に改正され、数年が経ちました。 そこから毎年のように改正がなされています。 主に何が変わったのでしょうか。 身近なところでいくと、 ・成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた。 ・債権の消滅時効が原則10年から原則5年に短縮さ... -
意思主義と表示主義
民法を勉強していると意思表示という項目があるかと思います。 意思表示とは、法律効果の発生を欲する意思を外部に表示する行為を言います。 その要素は、「効果意思」と「表示行為」の2つといわれています。 効果意思とは、法律効果の発生を欲する内心の... -
103万円の壁とは
よくニュースで耳にする、103万円の壁。これを178万円に変えるのかどうか、という話になっていますが、そもそも103万円の壁とは何でしょう。 103万円の壁とは、給与収入が年103万円を超えると、バイトやパートの給料に所得税が課税され始める年収額のこと... -
最低賃金と103万円の壁
現在、日本の最低賃金が改定され、大幅に引き上げられていることをご存知でしょうか。2024年度の改定では、10月に全国一律で50円引き上げられ、全国平均で時給1,054円となる見込みです。 一方で、学生の敵とも言われている103万の壁。パートやアルバイトで... -
共同遺言の禁止(民法第975条)
遺言書を作成しようと考え、いろいろネットを検索される方がいらっしゃるかもしれません。 遺言書の種類、書き方、などなど解説しているサイトはたくさんあるかと思います。 もしかしたら、夫婦で遺言書について考えている方もいるかもしれません。 しかし... -
書面によらない贈与の撤回、解除(民法第550条)
贈与とは、民法第549条には以下のように規定されています。 「贈与は、当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる」 Xさんが10万円をYさんにあげます、といって、Yさんがもらい... -
業務委託契約書と雇用契約書の違い
業務委託とはよく使われる契約形態のことですが、ある業務を委託する場合、これを委託される側の属性により、業務委託か、雇用かが分かれることになります。 よく勘違いされることですが、タイトルが業務委託だから、雇用だからということで分かれるわけで... -
取消しの遡及効と取消原因
その契約取消します。という意思の表示が認められるとその契約をする前に遡って無効となります(民法第121条)。 すなわち、取消しは法律行為(契約など)に欠陥があった場合に、不利益を受ける者に一応は有効な行為を無効にすることができる権利という... -
復帰的物権変動と取消
どこかで聞いたことがある復帰的物権変動。 例えば、A(売主)とB(買主)が甲土地の売買契約を締結し、AがBの詐欺を理由に売買契約を取消した後、Bが自己に登記があることをいいことにCに甲土地を売った場合、問題を解決する際に出てくる言葉です。 この...