南本町行政書士事務所(Minamihonmachi Administration Office)

大阪府大阪市 中央区 心斎橋の行政書士事務所。契約書作成・リーガルチェック、帰化、国際結婚、許認可のことなら当事務所へ

「暮らしと法律」の記事一覧

出世払い

若く経済力が乏しいものに対して経済的援助をしようとするが、お金を返せないなどを理由として断られることがあることから、将来出世をしたときに返してくれたらいいという、明確に期限を設けずにお金を貸すなどの行為をしたときに「出世 […]

意思能力と行為能力

意思能力とは行為の結果を判断できる能力をいいます。意思能力がない者が行った法律行為は無効となります。 これについては学説や判例では認められていたのですが、民法には規定がありませんでした。改正された民法では明文化されていま […]

認知(親子関係)

認知とは、 婚姻関係にない男女から生まれた子供について、法律上、当然には親子関係が認められないことから、親子関係を認める効果をもつものです。民法上は、父親または母親いずれによる認知も想定されていますが、判例上、母子関係は […]

契約法の考え方シリーズ(売買対象地と公簿面積の実測に差があった場合の解決法)

実測したら、土地の大きさに差があったという話はよくある話です。この場合には結論としましては、もう後から減額できないとすることも、1㎡あたりいくら減額するという形にしてもどちらでも構いません。あらかじめこのように契約してお […]

適用と準用の違いについて

今日は、適用と準用という言葉について書こうと思います。 適用とは、法律が予定していた特定の事柄について、法律の規定を特定の事柄に「そのまま」当てはめることをいいます。あてはめことができれば法律の予定していた効力が生じるこ […]

子供と法律

子供であっても日常生活の中で法律行為を行っています。お店でジュースを買うにしても、売買契約を締結していることになります。 ただ、成人と異なり子供の判断能力の未熟さから民法は未成年者を保護する規定を置いています。その中の一 […]

相続、高齢化社会、士業

ここ1年ほどで特に注目されている「相続」という言葉。日本は世界一の長寿国ですから、高齢者が人口に占める割合として多いので、特に相続は問題となります。 人が亡くなった場合、遺言をせず亡くなると法定相続が始まります。この段階 […]

債権の発生原因の分類

債権が発生する根拠は、民法に4つ規定されています。契約・事務管理・不当利得・不法行為です。 この4つは発生の仕方により分類できます。 ①約定債権 当事者間の合意によって発生する債権です。 当事者の合意によって発生するので […]

速さの違いに関する言葉

法律には、「直ちに」「速やかに」「遅滞なく」という言葉が使われていることがあります。いずれも時間的な緊急度を表す用語ですが、緊急度の度合いはどのように違うのでしょうか。 これらの「一般的」な意味としては、「直ちに」:時間 […]

誰が根拠を示すか

民法では、その事実が証明されることによって利益を得るものが証明責任を負うのが原則です。刑法では、検察官が挙証責任を負っています。 では、誰かを批判する人はどうでしょうか。この点、私は批判する人が根拠を示すべきだと思います […]