暮らしと法律– category –
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委任契約と終了事由
民法653条において、委任の終了事由が列挙されています。①委任者または受任者の死亡②委任者又は受任者が破産手続開始の決定を受けたこと③受任者が後見開始の審判を受けたこと上記の事由があれば委任契約が終了するといわれています。委任契約は信頼関係を... -
行政書士のルーツ
行政書士は、主に書類を作成する専門家です。弁護士や司法書士などほかにも「士業」という専門家がいますが、そのルーツは江戸時代までさかのぼるそうです。公事宿という地方から訴訟のために出てきた人たちが泊まる宿があったそうで、その宿で訴状の作成... -
ときと時
以前、日本語って難しいことについてブログを書かせていただきました。本日は、時間に関する日本語の難しさについて触れてみようと思います。~するとき、~したとき、~しようとするとき等「とき」という言葉を使うことが多いと思います。人と話をしてい... -
選挙権が制限される者
2020年11月1日には、大阪市廃止、特別区設置住民投票があります。私は大阪市民ですので投票できる権利があります。ところで皆さんは選挙権が制限される人がいるのをご存じでしょうか? 以下では、その制限されるひとについて述べたいと思います。 まずそも... -
捨印の意味をご存じでしょうか?
個人対会社、いわゆるBtoCであればまあまあ見かける捨印ですが、この意味をご存じでしょうか?捨印とは捨てる印とは書きますが、平たく言うとその箇所には後から契約の条項を足したとしても了承しますよという意味になります。もちろん、裁判になった際そ... -
取戻しで窃盗罪になるの?
窃盗罪といいますと、人のものをこっそり窃取することです。こっそりと言いますのは、脅したり、暴力をふるったり、騙したりせずにとることをいいます。 さてこの窃盗罪ですが、意外な場合に成立します。 例えば、道を歩いていてひったくりにあったとしま... -
市役所で葬儀費用が申請できる?
実はお葬式には直接のお葬式代ではありませんが、関連する費用につき市町村から給付金が出る場合があります。 故人の生前加入していた公的保険の種類によりますので以下では2種類の保険に分けてご説明します。 1,国民健康保険(葬祭費) 国民健康保険に加... -
用語説明
今日は、「以上」、「超える」、「以下」、「未満」の違いについて説明しようと思います。 上記の言葉は、数に対して使われる言葉です。そして、「以上」と「以下」という言葉が使われている場合、対象となる数を含むことになります。例えば、「20歳以上... -
適用と準用の違いについて
今日は、適用と準用という言葉について書こうと思います。適用とは、法律が予定していた特定の事柄について、法律の規定を特定の事柄に「そのまま」当てはめることをいいます。あてはめことができれば法律の予定していた効力が生じることになります。例え... -
子供と法律
子供であっても日常生活の中で法律行為を行っています。お店でジュースを買うにしても、売買契約を締結していることになります。 ただ、成人と異なり子供の判断能力の未熟さから民法は未成年者を保護する規定を置いています。その中の一つとして、法定代理...