暮らしと法律– category –
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法律の適用範囲1
日本の法律は、どこまでの範囲で適用されるのでしょうか。 原則として、日本の領土・領海・領空の全域に効力が及びます。 そのため、日本国内においては日本法が適用されることになります。 その範囲外である海外では日本法は適用されないため、海外で日本... -
法律の効力の始まり
法律は国会によって作られますが、成立した瞬間から効力が発生するのでしょうか。 まず、国会は衆議院と参議院によって組織されています。 衆議院で法律案が可決され、参議院に送付され、参議院でも可決された場合(衆参が逆の場合もあり得ます)、国会に... -
証拠とは
証拠とは、ある事柄があったのかなかったのかを判断するための根拠となるものをいいます。 証明の根拠、「証拠」です。 論より証拠などといわれますが、刑事事件においても事実の認定は証拠によること(刑事訴訟法317条)と規定されています。 証拠は分... -
民法の基本原則
民法の基本原則とは何でしょう。 1.権利能力平等 自然人は、生まれながらにして平等に権利能力(権利義務の帰属主体となれる地位)を有する。 すなわち、年齢や性別・国籍などにかかわらず、すべての人は平等に権利を有している、とする原則です。2.... -
カルディコーヒーファームへ公取委勧告
下請法という法律をご存じでしょうか?契約書の作成やリーガルレビューをしておりますと検討材料には必ずと言っていいほど入ってくる法律の一つです。 これを無視すると行政勧告を受け場合によっては営業停止となります。 どういう法律かといいますと、簡... -
信頼利益と履行利益
損害賠償請求の範囲として、信頼利益というものと履行利益という考え方があります。 信頼利益 無効な契約を有効であると信じた(誤信した)ことによって生じた損害まで賠償しなければならないという考え方 たとえば、絵を転売目的で買ったが、有名な画家... -
判決と決定の違い
何らかの裁判において、「最高裁判決」「最高裁決定」と報道される場合があります。 両者の違いは何でしょう。 どちらも最高裁が出した結論・答えであることには違いがありません。 ただ、判決と決定には違いがあります。 まずは、判決。 これは法廷を開い... -
債権債務
本日、3月16日は財務の日だそうです。 3(ざ)1(い)6(む)のごろ合わせからきているそうですが、確定申告の期限となる3月15日の翌日ということから、3月16日が選ばれたそうです。 会計に目を向けると、財務という語呂合わせはなるほどと思... -
苗字が義務に
こちらに姓名を記入してください。と書類などでは当然に求められます。 昔はお偉いさんだけが苗字(姓)を名乗っていたといわれています。 それがいつしか国民全員が苗字を名乗ることを義務付けられるようになりました。 それはいつでしょう。 1875年... -
不逮捕特権
日本国憲法第50条には以下の規定があります。 「両議院の議員は、法律の定める場合を除いては、国会の会期中逮捕されず、会期前に逮捕された議員は、その議院の要求があれば、会期中これを釈放しなければならない。」 国会議員の不逮捕特権です。 国会議...