暮らしと法律– category –
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原始的不能〇×クイズ
さて、いきなりですが問題です。 AとBがA所有の建物について売買契約を締結しました。その日付は2024年7月1日です。 建物の引渡しは代金の支払いと引き換えに行うことと合意しました。 しかし、2024年6月30日時点で火事により建物は滅失して... -
契約したけれど入金がないケース
あなたが何かの契約をしたとします。そうですね。あなたはサービスを「提供する側」とします。 あなたはお客様と契約書を交わしました。そこには、本契約締結後、7日以内に下記口座に振込にて支払うなどと書いていたとします。 しかし、振込はなかったと... -
契約書に署名しないとどうなるか?
クラウドサイン等でない、紙の契約書の署名欄に署名を直筆でせず、パソコンで打っただけで、かつ印鑑を押さないということになると、契約書としてサインしていませんと言えば、それはそうかもしれません。 つまり後からサインしたしていないといったことで... -
相殺適状
相殺とは、自働債権と受働債権を対等額で打ち消し合うことを言います。 自働債権:相殺する側がされる側に対して有する債権 自分の債権です受働債権:相殺を受ける側がする側に対して有する債権 相手の債権です もう少し柔らかくいうと、... -
契約の解除と撤回
契約を締結した場合、その契約内容に当事者は拘束されます。 その拘束から解放される手段として、契約の解除があります。 一般的な契約の解除の規定は民法第540条です。 1 契約又は法律の規定により当事者の一方が解除権を有するときは、その解除は、... -
抵当権の効力が及ぶ範囲クイズ
抵当権の効力が及ぶ範囲について、民法第370条は以下のように規定しています。 抵当権は、抵当地の上に存する建物を除き、その目的である不動産(以下「抵当不動産」という。)に付加して一体となっている物に及ぶ。ただし、設定行為に別段の定めがある... -
抵当権の被担保債権の範囲
抵当権の被担保債権の範囲に関する規定として、民法第375条があります。 第375条【抵当権の被担保債権の範囲】 1 抵当権者は、利息その他の定期金を請求する権利を有するときは、その満期となった最後の2年分についてのみ、その抵当権を行使すること... -
私権の分類
私権とは私法関係における権利の総称です。 私法とは私人間において適用される法律のことです。 典型例として民法があげられます。 では私権とは具体的にどんなものがあるのでしょうか。 まずは、①内容による分類です。 A:財産権経済的価値のある財産的利... -
単独行為と形成権
法律行為とは人の意思表示に基づいて法律効果(権利義務の発生、変更、消滅)を発生させる行為をいいます。 法律行為は意思表示の内容によって、契約、単独行為、合同行為に分類されます。 契約は双方向の意思表示があり、単独行為は一方向の意思表示とな... -
建築物と工作物
建築物と工作物の違いは何でしょう? 建築物とは、土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱もしくは壁を有するもの(これに類する構造のものを含む。)、これに附属する門もしくは塀、観覧のための工作物または地下もしくは高架の工作物内に設ける事務所、...