暮らしと法律– category –
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占いの契約上の義務
占いサービスについて契約書を交わすことはありませんが、あえて占いを契約の観点から分析してみますと、いろいろ面白いことがわかります。 例えば、占いというのは未来予知ち性格分析という側面があります。前者であった場合、未来を予知してほしいとお客... -
副業ビジネスと手付金
キットを最初に購入し、その後仕事を斡旋してくれるというものですが、仕事の斡旋を保証することなどできるのでしょうか? 働こうと思っている状態でその人にスキルがないのでそのスキルを覚える、ということは大いにあり得ます。 ただ、それは独自に習得... -
契約の成立とは
契約はどうやって成立するでしょう? 民法には以下のように規定されています(民法第522条)。 「契約は、契約の内容を示してその締結を申し入れる意思表示(以下「申込み」という。)に対して相手方が承諾をしたときに成立する」 すなわち、原則として... -
制定者はすごい
国土利用計画法は、計画的な国土の利用を図るための法律です。この法律では大きく土地利用計画の策定と土地取引の規制に分類されています。 そして、都道府県ごとに策定される土地利用基本計画では、全国を都市地域、農業地域、森林地域、自然公園地域、自... -
推定無罪
犯罪の嫌疑があり、警察に逮捕された場合、それは、ちょっとこの事件のことを聞きたいので、調べさせてくださいという形の話であり、その人はその事件の犯人ですよ、だから裁いて刑を確定させるのですよという意味ではない。これは推定無罪ということです... -
法律行為と準法律行為
法律行為とは、法律効果の発生を目的とした人の意思表示からなる行為を言います。人の意思表示に基づいて法律効果を発生させる行為といった方がわかりやすいかもしれません。 典型例は契約です。その他には単独行為(遺言、債務の免除、契約解除、契約の取... -
法律を遵守する理由
法治国家においてあらゆる法律が制定され、施行されています。何千種類も法律があり、禁止されていることを行うと罰則があったりします。 やりたいことは人それぞれですし、考え方も様々です。 安心して暮らしたいと考えるなら、禁止項目が多くなると安心... -
窃盗と横領の違い
巨額なお金が盗まれていた。というニュースが時々流れてくることがあります。 その事件を「捜査当局は窃盗事件として捜査を進めています」とするのか「捜査当局は横領事件として捜査を進めています」とするのかその違いはどこにあるのでしょう。 窃盗と横... -
無効行為の転換
架けかけた橋がないのに、完全な橋にすることはできない。無効な行為はどこにも架けかけた橋は存在せず、取消しうる行為は架けかけた橋が存在します。そのため、無効な行為は追認ができず、取消しうる行為は追認することができます。 民法第119条「無効... -
無効の追認
無効とは、初めから行為の効力が生じていないことを言い、誰かに意思表示をせずとも当然に無効です。 例えば、意思無能力者が行った行為は無効となります(民法第3条の2)。 ただ、無効なものを有効にしようと考える場合もあるかと思います。例えば、泥...