民事訴訟法の考え方(当事者の確定)公開日:2021年8月12日民法・民事訴訟法の考え方 原告が被告を訴える際、相手方が誰かわからないのであれば訴えようがありませんよね?当事者が誰であるかは誰にどのような権利を確定させるかを目的とする民事訴訟上重要な考え方です。 例えば甲さんを訴えて、甲さんの手元に訴状が届い […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(2つの別個の契約の1つを解除した場合、残りの契約は解除できるか)公開日:2021年8月7日民法・民事訴訟法の考え方 2つの別々の契約を同じ相手方と締結した場合、例えば、売買と賃貸とします。売買の方が解除になった場合賃貸の方はそのまま契約はいきるものでしょうか? 原則として、別々の契約なので契約主体が同じでも連動して解除にななりません。 […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(説明義務違反とは)公開日:2021年8月6日民法・民事訴訟法の考え方 売買契約などを締結した際には知識量に差があるわけです。そうなりますと売り手はこれがどういう商品なのかなどの説明をする義務があります。この根拠は信義則ということになります(民法1条2項)。ただ契約の内容ではない場合もあるの […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(賭博資金のための借金は契約として有効か)公開日:2021年8月5日民法・民事訴訟法の考え方 金融機関や個人からお金を借りる行為(金銭消費貸借)を締結した場合、この借りた後のお金を賭博資金にしようとしていた場合、これは有効と言えるかが問題となります。 と言いますのは、賭博は民法90条で民事的には無効(刑事的には賭 […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(無権代理人が本人を相続した場合)公開日:2021年6月4日民法・民事訴訟法の考え方 無権代理とは代理権を与えられていないにも関わらず、代理行為をした場合のことです。 では、例えば、無権代理人と本人が親子で、無権代理人が本人(親)の名義の土地を勝手に代理人として売ったとします。この場合無権代理ですから、本 […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(即時取得と占有改定)公開日:2021年5月4日民法・民事訴訟法の考え方 即時取得とは簡単に言いますと、例えば、腕時計(動産)の売買をする場合、目の前の売り主がその時計の本当の持ち主でないのに、持ち主のふりをして売ってきた、そして買主は相手を本当の持ち主と信じた、その結果取引は有効に成立すると […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(遺産分割と登記)公開日:2021年5月3日民法・民事訴訟法の考え方 不動産の対抗要件は登記です。登記があるからこの人は持ち主であるとイコールになるわけではありませんが、同レベルの利害対立となっている者との間では登記の有無が勝敗を分けることになります。 ここでいう同レベルの利害対立とはどう […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(取得時効と登記)公開日:2021年4月20日民法・民事訴訟法の考え方 ある土地を時効取得した人は第3者に対して時効取得を登記(177条)なくして対抗できるかという問題があります。例えば、土地の持ち主AがいてそのAの土地を甲が10年善意で取得時効したとします。これを知らずにAはは第三者に売っ […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(177条の第三者)公開日:2021年4月19日民法・民事訴訟法の考え方 民法177条は重要な条文の一つです。相対立する2者間で不動産について権利主張をする場面では登記をしている方がもう一方に優先するとする規定です。 177条の「第三者」は当事者もしくはその包括承継人に当たらない者で登記の欠缺 […] 続きを読む
民法の考え方シリーズ(時効完成後の債務承認)公開日:2021年4月18日民法・民事訴訟法の考え方 債権の消滅時効が完成した場合、時効が完成したということを債権者に通知する行為を援用と言います。 時効制度はこの援用という行為をしなければ時効の主張をすることができません。 また債務があるということを認める行為を承認と言い […] 続きを読む