ブログ
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ゲルニカ
ルールは何のためにあるのか。例えば、誰も人を騙さないなら詐欺は犯罪にはなりえない。誰もが人の物を勝手に盗らないなら窃盗も犯罪になり得ない。 人が自由に行動するとその自由が時に誰かを傷つける。傷つけられる人はどこにその矛先を向ければよいのか... -
刑法の考え方シリーズ(過失犯の予見可能性の程度)
結果を回避する義務に違反したことが過失犯の成立には必要です。 結果を回避するためにはあらかじめそれを回避するための予見が必要です。 その予見が出来ないのであれば過失犯とはならず不可罰となります。 ではその予見の程度はどの程度でしょうか。 予... -
刑法の考え方シリーズ(過失犯の過失の意味)
過失とは不注意、つまり注意義務に違反することです。 これは状況や立場により求められる程度は異なります。例えば、原発で働いている人が何かのスイッチを切り忘れて、放射能が漏れたようなケースでは、その立場の人であれば誰でもわかるスイッチを切ると... -
刑法の考え方シリーズ(抽象的事実の錯誤)
抽象的事実の錯誤とは、重い罪の認識で軽い罪を犯す、またはその逆のケースを言います。例えば、殺人の認識で器物損壊罪であったり、同意殺人の認識で殺人の結果が生じたりそういうケースです。 この場合もやはり結果に対する故意はないわけです。そこで故... -
刑法の考え方シリーズ(早すぎた構成要件)
この話は、こういった場面で考えます。 ホルマリンで眠らせて、その後崖から落として殺す、このような計画を立て犯罪を実行した人がいたとします。 しかし、実際には、ホルマリンで眠らせた時点で被害者は死亡してしまった。これを知らずに犯人は崖から落... -
YouTube動画アップのコツ
まず、あなたの動画、あなたのことを誰も知らないという前提でお話をします。 誰も知らないという事は、動画を見たいと思われることがないということです。 例えな、さま~ずは有名です。好きな人も多いです。ということは面白いだろうという期待がありま... -
刑法の考え方シリーズ(誤想防衛)
犯罪の成立には違法性の意識の可能性が必要です。つまり自分のやろうとしていることは悪いことだと分かっているのにあえてしてしまったことに対して罰するということです。 そして日本の法律には正当防衛があります。つまりやむえないでした犯罪に当たる行... -
想像と違う
何かをするとき、思っていた通りに物事が進むことは少ないと思います。商品やサービスを開発しようとするときもそうだと思います。 失敗で終わってしまうことが多いですが、その失敗が何かのきっかけで成功へと結びつくこともあるそうです。 有名なところ... -
コロナ禍で生まれたサービス
新型コロナウイルスの影響により、人との接触が避けられる中、事業者は様々なサービスを新たに展開しています。 目立つのは、人との接触を避けるためにどうするか、という点を考慮している点です。 接客を伴うサービスであれば、端末を用いてリモートで接... -
被告と被告人
裁判は民事裁判と刑事裁判に区別されます。 そして、裁判所に裁判を提起された人の名称に区別がされています。 民事裁判では、訴えられた人を「被告」といい、刑事裁判では、検察官に訴えられた人(起訴された)を「被告人」といいます。 よくテレビでOO被...