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憲法の考え方シリーズ(外国人に選挙権が保障されるか)
憲法は国民主権原理(前文1項、1条)を採用しており、また、選挙権は国民が自己の属する政治に参加する権利である。そこで選挙権はその権利の性質上、日本国籍を有する国民のみ保障される権利であり外国人には保障されないとされています。 つまり憲法上は... -
憲法の考え方シリーズ(法人の人権)
憲法の条文上人権の章は第三章に規定があります。このタイトルは「国民の」と規定されているため、国民とは言い難い方、例えば、法人には人権が保障されるのかということが問題となります。 現代社会において法人も社会的実在として重要な機能を果たしてい... -
民法の考え方シリーズ(不法行為の考え方)
不法行為とは相手の命を奪う、殴るなどの生命身体に対する攻撃や名誉を害する発言、相手のものを壊したり奪ったりする財産侵害まで、人に対する何らかの侵害行為をした場合、損害賠償請求をされるというものです。 民法709条がメインとなります。 これは要... -
民法の考え方シリーズ(第三者の錯誤取消しの主張)
第三者は錯誤取り消しを主張できるか。錯誤取り消しの主張適格があるかという問題があります。 錯誤の主張は当事者保護のものであり、第三者はこれが出来ないのが原則です。しかし、例えば、錯誤の主張ができる人に対してお金を貸している人がいたような場... -
刑法の考え方シリーズ(被害者の承諾)
犯罪の成立要件の一つに違法性阻却事由がないことが必要です。 違法性阻却事由とは、正当防衛でないことのようなことをいいます。つまり例えば、誰かにナイフで刺されそうになったとして反撃にナイフで刺し殺した場合、客観的にはナイフで殺したので殺人罪... -
沈黙は金なり
沈黙は金なりとは、沈黙は金(きん)にも例えられるほどの価値がある、ということです。まぁ、黙っていればよかったのに、ということですね。怒られているとき弁明したいことがあるが、それをグッとこらえ、ボロを出さないようにしておく。何も弁明をする... -
ダイバーシティ
ダイバーシティとは、多様な人材を積極的に活用しようとする考え方です。少子高齢化社会となった日本では、これから労働人口が減少します。そのため、いかに会社にとって人材を確保できるかが会社が生き残るために重要となります。 人はそれぞれ違いがあり... -
切符販売機
電車に乗るとき、切符を買って乗りますよね。 昔は、改札口に駅員さんが立っており、切符を切っていましたが、自動改札機ができたことにより駅員さんが切符を切ることはなくなりました。そして、現在では自動改札機にICカードが使えるようになり、スムーズ... -
オンラインサロン入会規約
オンラインサロンに入会をご検討されている方、入会後、クーリングオフが出来ない、退会が難しい、入会後さらに契約を結ぶ必要が出て来たなど、入会後にご本人が思っていたことと食い違いがあるなどの事例が多発しています。 当事務所では、様々なオンライ... -
民法の考え方シリーズ(96条3項の第三者と登記の有無)
仮に第三者が善意無過失であった場合、権利主張をするのに不動産登記をする必要があるのでしょうか? 二人の人間が出てきていて両者とも権利主張をする場面ですので登記が必要なようにも思えます。 しかし、96条3項の第三者は承継取得したという感覚に近い...