債務不履行のパターンとしては、皆さんご存じの通り、

・履行遅滞
・履行不能
・不完全履行

があります。

本日は、履行遅滞についてみてみたいと思います。

履行遅滞とは、債務の履行が遅れることです。

民法第412条では、履行期について3つのパターンを定めています。

・確定期限のある場合(1項)
確定期限が到来した時から、履行遅滞となります。

・不確定期限のある場合(2項)
その期限の到来後に債務者が履行の請求を受けた時
または
債務者が期限の到来を知った時
のいずれか早い時から、履行遅滞となります。

・期限を定めなかった場合(3項)
履行の請求を受けた時から、履行遅滞となります。

大野