法律は国会によって作られますが、成立した瞬間から効力が発生するのでしょうか。
まず、国会は衆議院と参議院によって組織されています。
衆議院で法律案が可決され、参議院に送付され、参議院でも可決された場合(衆参が逆の場合もあり得ます)、国会によって法律案が可決・成立したことになります。
法律として成立はしましたが、効力はいつ発生するのでしょう。
まずは、国民に法律ができたことを知ってもらう必要があります。
そのため、官報に公布されます。
その後、法律に規定されている施行期日の時から法律の効力が発生することになっています。
すなわち、法律ができてからその効力が発生するまでは、何日かのラグがあることが通常となっています。
なお、緊急の場合や周知させる時間がないような場合には、公布の時から施行するという即日施行がなされることもあります。
条文を読む際、後ろの附則に施行期日が書かれてますので読んでみてください。
大野