走れメロスや人間失格などの作品を書いた人といえば太宰治です。
太宰治というのはペンネームで本名は津島修治というそうです。
その人生の最後は残念なものでありましたが、教科書に載るような作品を残した偉大な方です。
太宰治は人を信じることに抵抗を感じる性格、人間不信だったそうです。
そんな太宰治は「かすかな声」において以下のような言葉を残しています。
「自己弁解は、敗北の前兆である。いや、既に敗北の姿である。」
自由には責任がつきものです。
何かをやらかしてしまった場合、その責任は自ら取らなければならないでしょう。
責任を追及されると言い訳を言いたくなることがあります。
ただ、責任は自分にあると理解している人は言い訳は言いません。
自己弁解は、敗北の前兆、いや、既に敗北の姿である。
鋭い言い回しだなと思います。
頭にある考えを言語化できる人はかっこいいなと感じました。
大野