何かの物事について、自分自身の中だけで納得・決着しているさまを自己完結といいます。
儀式・ルーティンも一種の自己完結かもしれません。
同じことを繰り返していくと、人間は何かと忘れがちです。
良かったこと、悪かったこと、もろもろです。
忘れないための確認として儀式、ルーティンなのかもしれません。
それをしたからと言って、何かが起こるわけでもないので意味がないと思っている人もいるかでしょう。
意味のないことかもしれませんが、物事をよい方向に向かうよう自分に言い聞かせる、意気込みを相手へ見せる、確認させる、周りへの感謝、その表明・確認が儀式・ルーティンをやる意味とも言えます。
自己完結しているだけ、と否定的に考える人もいますが、儀式・ルーティンにも意味があるのです。
毎日、食物に感謝をしていることを表明する、相手にも確認させる言葉として、「いただきます」があります。
この言葉を言うことに意味があるのか、といえばないのかもしれません。
でも、毎回いう言葉です。
そういうことだと思います。
大野