男女関係において、浮気や不倫という言葉があります。
その違いは何でしょうか。

浮気とは配偶者や交際相手以外の異性と交際すること（肉体関係の有無は問わない）。
不倫とは配偶者がいるにもかかわらず他の異性と肉体関係を持つこと。
と考えられています。

どちらもパートナーがいながらも別の異性と関係を持つことを言いますが、交際段階においては他の異性と交際したとしても不倫とはならないことになります。

浮気、不倫共に既婚者の場合には使用されることになりますが、一般的なイメージとして単発のものを「浮気」、長期間続く関係のものを「不倫」と区別しているようです。

既婚者が浮気、不倫をすると不法行為の責任（民法７０９条）が発生します。
慰謝料請求（精神的な損害に対して支払われる賠償金）ですね。
故意または過失によって既婚者のパートナーの婚姻共同生活の平和の維持という権利または法的に値する利益を不貞行為によって侵害したことで、発生する責任です。

浮気や不倫はパートナーを傷付けるものであります。
また多額の金銭を請求される可能性もあります。
得をする人はいません。

大野