本年度の行政書士試験は終了しました。また新たに来年に向けてスタートを切っている方もいらっしゃることかと思います。

そんな皆様に向けて短いですが、勉強法をについてお話しします。

他の資格試験についても重なるところはあるので参考にしてください。

1,まず試験の概要を知る。

試験時間、問題の種類、問題数、合格基準、受験人数、開催の時期

これらによって勉強方法は変わってきます。まずはご自身が受験される対象のことをよく調べてください。

一問辺り何分かけられるか、何点でいいのか、捨てる問題は作れるのか。などの参考にします。

2,適度に手を抜く。

すべての範囲を勉強する意気込みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし不可能です。覚えてられないです。

要領よくと言うと聞こえが悪いですが、如何に楽して合格するかを考えるのはとても有益です。

どうやろうが合格すれさえすれば良い、もっというときちんとした勉強は受かってからやればいいくらいの方が、合格はしやすいと思います。例えばノートを作る、暗記カードを作るといった作業は、作業に非常に時間がかかりますよね。

さらに見返すことも想定すると、単に勉強する対象が広がることになります。

やる量が増えるのです。そうであれば、勉強は六法、テキスト、過去問に集約していくといった方が効率はいいです。

3,理解をする。

これは何度も言っているのでまたかと思われるかもしれません。理解というのはどういう状態かというと、あるテーマを与えられたら、それに関することが何も見えずになんとなく言える状態を言います。

例えば、背信的悪意者とは?と聞かれたら、民法94条、96条なんかで出てきて、保護されるべき第三者の地位にいるのだけれど、信義則上保護されない人をいう。信義則上保護されないとは、当事者の取引を単に妨害しようとして参入してきた人、みたいに言えればokです。

これらを意識して覚えるところは覚える、理解を伴うところは理解するといったメリハリをつけて学習するように心がけてください。

西本