暮らしと法律– category –
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囲繞地通行権
通行地役権は、自分の土地の便益のために他人の土地を通行することができる権利のことを言いますね。 これに似たもの(似て非なるものです)として、囲繞地通行権というものがあります。 囲繞地とは、道路に通じていない土地を囲んでいる周囲の土地のことを... -
陪審制
先日、「法の日」をご紹介した際、10月1日は陪審法が施行された日であることから、法の日が10月1日になっているといいました。 違和感を覚えた方、鋭いですね。 現在、日本では「裁判員裁判」か「職業裁判官による裁判」のいずれかです。 すなわち、... -
通信販売にクーリングオフは適用されるか?
通信販売、つまり遠隔で何かモノを売る場合、通信販売にあたります。 そうなりますと、クーリングオフはどうなるのか? これは特に記載する必要がないのですが、契約の撤回についての規定を設ける必要はあります(特商法第15条の3)。 もっとも、必ず撤... -
ドラゴンボールと法
漫画家、鳥山明さんの代表作は数多くありますが、その中でも特に有名なのはドラゴンボールではないでしょうか? 世界中に散らばった、七つの球を集めると、どんな願いも1つだけ叶えてくれるというドラゴンボールを集める冒険、バトル漫画です。 いつしか... -
条件と無効、無条件
民法第131条~第134条を見てみましょう。 条件の内容 停止/解除条件 効果 例 既成条件(成就済み) 停止条件 無条件 行政書士試験に合格したら100万円あげる、という約束で、既に行政書士試験に合格していた場合。100万円を無条件でもらえます。 既... -
停止条件付法律行為と相続
法律行為の効果を発生するかどうか不確実な事実にかからせる特約を「条件」といいます。 条件には2つ種類があり、簡単に言うと、 ①停止条件法律行為の効果(効力)を発生させる条件のことを言います ②解除条件法律行為の効果(効力)を消滅させる条件のこ... -
保障と保証
お金を借りる、生命保険契約を結ぶなどの大きな出来事から、家電製品を買ったときなどの日常生活にも出てくる言葉として、「ほしょう」というものがあります。 漢字としては保障、保証のいずれかで表記されます。 同じ読み方ですが、意味はそれぞれ異なり... -
発信主義
たとえば、クーリングオフという制度があります。 これはある特定の契約の申込や契約の締結をした場合であっても、一定の期間であれば無条件で契約の撤回、契約の解除ができる制度です。 一定の期間は、主に契約の申込、契約の締結をした日から8日以内で... -
契約の解除
契約の解除とは、簡単に言うと成立した契約をやめるということです。 契約の成立は、もうご存じの通り、「申込」と「承諾」の意思の表示が合致した場合に成立します。 契約が成立したことにより当事者はこれに拘束されることになり、原則として契約の拘束... -
相続と賃料〇×クイズ
さて、いきなりですが問題です。 AさんはBさんと結婚し、CとDの二人の子供がいます。Bさんが死亡し、そのあとにAさんもなくなりました。 このとき、Aさんを相続するのはCさんとDさんですが、Aさんは甲不動産を所有していました。遺産である甲不動産は賃貸...