暮らしと法律– category –
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契約法の考え方シリーズ(売買対象地と公簿面積の実測に差があった場合の解決法)
実測したら、土地の大きさに差があったという話はよくある話です。この場合には結論としましては、もう後から減額できないとすることも、1㎡あたりいくら減額するという形にしてもどちらでも構いません。あらかじめこのように契約しておいて有効です。 た... -
法律クイズ2
さて問題です AさんはBさんに対して、1000万円を貸しました。ところがBさんは一向に返してくれません。業を煮やしたAさんは弁護士相談し、Bさんを訴えることにしました。裁判当日、AさんとBさんは法廷で顔を合わせ開廷されました。Aさんの主張を聞き、続い... -
法律クイズ1
さて問題です。 Aは交通事故により亡くなってしまいました。Aには両親のDE、妹F、弟Gがいます。Cには配偶者H、子Iがいます。 この場合の相続人は誰でしょう、その相続分はいくつになりますか。 また、Aは生命保険に加入していました。 その受取人はBとなっ... -
保証と連帯保証
保証人と連帯保証人という言葉を聞いたことがあると思います。 お金を借りた人が万が一お金を返せなくなったときに、借りた人に代わってお金を返済する義務を負うのはどちらも同じです。では、両者の違いは何でしょう①連帯保証には、補充性、分別の利益が... -
権利能力と意思能力と行為能力
①権利能力 権利義務の帰属主体となりうる能力 自然人(人間)や法人などが該当します。 ジュースを購入したら、ジュースはあなたの物になります 漫画を売れば、お金があなたに入ります 物を売ったり買ったりした効果が帰属する能力... -
みなすと推定
①みなすとは 本来異なるものを法律上一定の法律関係において同一のものとして扱うことをいいます。 民法753条では「未成年者が婚姻したときは、これによって成年に達したものとみなす」と規定されています。 未成年者が成年に達するのは20歳ですが... -
戸籍制度
パスポートの取得や婚姻届を提出する際、戸籍謄本が必要となります。そもそも、戸籍制度ってなんなんでしょうか。 戸籍とは、戸と呼ばれる家族集団単位で国民を登録する目的で作成される公文書です。意外にも戸籍制度が採用されているのは、日本と台湾のみ... -
民事訴訟と手数料
何かトラブルが発生し、話し合いでは解決できないような場合には、第三者の判断を仰ぐことが必要となります。その手段の一つとして訴訟があげられます。裁判官に判断を仰ぐのです。私人間のトラブルで訴訟を提起し解決する場合を民事訴訟というのですが、... -
委任契約と終了事由
民法653条において、委任の終了事由が列挙されています。①委任者または受任者の死亡②委任者又は受任者が破産手続開始の決定を受けたこと③受任者が後見開始の審判を受けたこと上記の事由があれば委任契約が終了するといわれています。委任契約は信頼関係を... -
行政書士のルーツ
行政書士は、主に書類を作成する専門家です。弁護士や司法書士などほかにも「士業」という専門家がいますが、そのルーツは江戸時代までさかのぼるそうです。公事宿という地方から訴訟のために出てきた人たちが泊まる宿があったそうで、その宿で訴状の作成...