契約法の考え方– category –
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どちらかに一方的な契約は有効か
経済活動をする私人同士は公平であることが前提です。商品を売る側と買う側、買う側が常にえらいということはありません。仕事を発注する側が常に有利ということもありません。 私は仕事柄様々な契約書を目にしますが、その中で、以下のような契約書を目に... -
損害賠償請求をされる場合
契約書を締結してもしていなくても、日本では口約束で契約は成立します(民法176条)。 ということは、契約内容通りのことをお互いがしないと、債務不履行(契約内容通りの事を債務といい、これをしないことは不履行と言います)となり、債務不履行につい... -
契約書で解約一時金を設定することは有効か?
契約において、解約条項を定めておくことはよくあります。 その際に、どのような条件でも付けておくことは可能なのでしょうか? 例えば、任意に解約できるとする、解約したい場合には違約金を支払うなどは有効でしょうか? 前者は有効ですが、後者はケース... -
契約書の作成とはどんなサービスなのでしょうか?
契約書作成という言葉を聞いたことはありますでしょうか?南本町行政書士事務所でも行っております。 契約書を作成すると言いますのは、例えば、あなた様が何か業務を発注する側だとして、外注をしたいとします。その外注先の方と外注内容について契約書交... -
契約は一度締結したら何が何でも守られるのか(事情変更の原則の話)
契約は締結するもしないも当事者の自由です。そしてどのような内容の契約とするかもまた当事者の自由です。 そうであるならば、当事者がこれでよいと決めた契約であればそれは守られるべきです。 よって一度締結した契約は原則として守られるべきであると... -
公正証書を作る意味
契約書を作成する際、公正証書にするかどうかを考えられたことはありませんか? 公正証書とは公証人役場という場所(地方法務局や街中にあります)に当事者で出向き、公証人という法律の専門家に契約書を作成してもらって保管までしてもらうという制度です... -
譲渡担保権の設定
お金を借りた際の担保というのは一般人でも取れるのでしょうか? このようなご相談は意外にも多いです。 結論としましては「とれる」です。 担保と言ってもたくさんありますが、昔からよく聞く保証人にはなるなという言葉もあることですし本日は人的担保以... -
セルフホワイトニングとクーリングオフについて
口の中を見る、アドバイスをする、診断するのはもちろん治療行為も含めて資格のある歯科医師、歯科衛生士、医師でなければこれを行うことはできません。 セルフホワイトニングのうちお医者さんが口を触らず医療従事者でなければ使用することができない溶剤... -
敷金はどうやって返してもらうか。
まず敷金とは預けたお金です。返ってくるのが原則です。よく返って来ないという話を聞きますが、返してもらうのが前提のお金ということを強調しておきます。 次に原状回復について。 部屋を借りた以上、これは元に戻して返す必要がありますね。 これは確か... -
契約の際に担保にとれるもの
例えば、人にお金を貸したとして、仮にその人が期日に返せない場合、どうしますか?返せと言ってみても返せないものは返せないと開き直るかもしれません。 そこで、返せない場合に備えて、その保険的な役割としてあるのが担保です。 有名なところでいくと...