契約法の考え方– category –
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インドネシア企業との取引に使う契約書作成
海外の国の企業と取引をする場合、契約書はどう作成すればよいのでしょうか? まず考えるべきは適用法です。準拠法とも言いますが、要するに、契約書自体はそこまで難しく考えなくてもよいのですが、何か揉めた際の拠り所となる法律はどこの国のものにする... -
契約書修正後の修正と法務のチェック
契約書をいただいたときにこちらの要望と異なる内容である場合、どうされますでしょうか? 取引相手であれば、ここをこうして、ああしてと要望を伝えて、その要望が通るように伝えるかと思います。 しかし、社内規定で変えることはできないので、などどい... -
リーガルチェックのエトセトラ
リーガルチェックと言いますと、ある契約書について必要な要件が書かれているかを見ていくことをいいます。これはもちろん法律的に、またその契約内容的にみていきます。 特に法律の部分で言いますと、例えば、その集客方法ですとそれはクーリングオフを書... -
取引独占。私とだけ取引をしろという契約と独禁法の問題。
よくこの手の契約書を作ってほしいということをおっしゃられる方がいらっしゃいます。 絶対できない、絶対問題なし、これは両方とも言えないわけです。 なぜなら、この手の契約は取引が不公正になる可能性があるので、不正競争防止法、独禁法、公序良俗違... -
フランチャイズ契約の罠
フランチャイズ・システムの定義は様々ですが、一般的には、本部が加盟社に対して特定の商標、商号等を使用する権利を与え、加盟社の物販販売、サービス提供その他の事業・経営について、全店舗統一の統制、援助、ノウハウの提供などをしてこれらの対価を... -
損害賠償請求の怖い話
契約書を作成しておりますと、損害賠償について規定することがあります。多いと言ってもよいかと思います。 この損害賠償規定ですが、基本的な話として、悪くないのに負わない、ということになります。悪いというのは、不履行と表現したりしますが、その不... -
OEMの注意点
OEMでは基本的に商品の企画や設計は委託者側が行い、製造のみを受託者が行いますが、この業務の範囲はかなり厚く詳細に契約内容に盛り込む必要があります。 ライセンスはどちらにあるのか、作業責任者は委託者から派遣するのか、製造ラインの詳細はどちら... -
しっかりした契約書とは何か
しっかりした契約書とは何か。契約書は自由に何を記載してもいいというのが原則にはなります。ただ、記載し忘れということがあると当事者間で決めていないことになりますので、その場合に法律の手当てがある場合にはそれになります。 法律にも記載がない場... -
脅迫的言辞と契約書の有効性
脅し文句となりますと、犯罪性が高くなります。契約書とは、ともともと言った言わないのときの証拠のために用いるわけですから、この脅迫的な文句、言葉が入っていることそれ自体で犯罪の証拠とされてしまいます。 例えば、こちら側はいかなる場合も損害賠... -
結果の見えないタイプの契約を締結する場合の注意点
大工さんなら家を建てるという結果があります。テレビを売るという場合もテレビを相手方に届けて引き渡すという結果があります。しかし、マーケティングをコンサルティングする、薄毛治療をする、英会話講師をするといった場合、必ずしもお客様の期待した...