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次の段階へ
新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっており、受けられた方も受けられていない方もおられると思います。第1回目の接種が終了した方が、半数いるという数字が上がってきています。そんななか、新たなニュースを目にしました。飲食店においてワクチン... -
刑法の考え方シリーズ(放火罪の焼損の意味)
日本の刑法は、人の命の危険性が広がるような罪はとても重く処罰する傾向にあります。 放火罪(刑法108条以下)はまさにそれです。 放火罪の成立には、建物などを焼損したことが必要になります。燃やしたということですね。ではどこから燃えたというのかが... -
会社法の考え方(株主からの名義書き換えを会社が不当に拒絶した場合の処理)
名義書換えを行わなければ会社に対して株主たる地位を主張することができない(会社法130条1項)。これは会社不当に名義書換えの趣旨は株主名簿による株主の集団的、画一的取り扱いを可能にする点にあり、会社保護のための規定である。不当拒絶した会社は... -
刑法の考え方シリーズ(同意殺人罪の嘱託の意味)
同意殺人罪という犯罪があります(刑法202条後段)。6月以上7年以下の懲役となっており、通常の殺人罪(199条)の死刑又は無期若しくは5年以上の懲役と比べると非常に軽いことがわかります。 同じ、「人を殺す」という行為であるにもかかわらず、この差は... -
よく見ると・・・
ある日、スーパーで買い物をしていると店員さんにこんなことを聞いている人がいました。「これって、ビールなの、発泡酒なの、第3のビールなの」と。なんか聞いたことある会話だなと思いましたが、今はいろんなビールと呼ばれるものがありますよね、実際の... -
意見と提案
誰かと話をしていると、考えを求められる場合があります。自分の考えを相手に伝えるのですが、意見と提案には違いがあるようです。相手が述べたことに対する自分の意見を伝え、相手に改善点や課題を与える場合が「意見」に分類されます。では、提案はどう... -
社内内規
会社に勤めることになったとき、会社のルールがあるのではないでしょうか。会社内での規則、社内規則です。 あれはやってはダメです、と予め決めておくことで責任を明確化し、統制を図るために設けられるものです。 内規ですから、その会社にのみ通用する... -
著作権法の考え方(北朝鮮事件)
著作物の保護義務を課している条約としては、ベルヌ条約、万国著作権条約、TRIPS協定があります。日本は加盟していますし、他の多くの国も加盟しています。加盟しているので例えば日本で外国で発生した著作権外国民の著作物も保護の対象となります。 とこ... -
民事訴訟法の考え方(組合それ自体に当事者能力は認められるか)
当事者能力とは訴訟要件の一つで翻案の判決の名宛人となることができる一般的資格であり、これは実体法上権利能力を認められる自然人または法人であるとされています。つまり通常の日常生活を独立して単独で行うことができる能力と言い換えることができま... -
民事訴訟法の考え方(当事者の確定)
原告が被告を訴える際、相手方が誰かわからないのであれば訴えようがありませんよね?当事者が誰であるかは誰にどのような権利を確定させるかを目的とする民事訴訟上重要な考え方です。 例えば甲さんを訴えて、甲さんの手元に訴状が届いたのですが、第一回...