困りごとの相談先ガイド ― 相談できる内容と適切な窓口│行政書士 大阪

「○○ 相談先」と検索する人は少なくありません。
病気や法律トラブル、お金のこと、家族のことなど、「これは誰に相談すればいいのか?」と迷ってしまう場面は日常にたくさんあります。ここでは、行政書士に相談できること、そして行政書士以外の相談先が適切な場合についてご紹介します。

目次

行政書士に相談できること

行政書士は「権利義務に関する書類」「事実証明に関する書類」を作成したり、それらの相談に乗る専門家です。交渉・裁判や税務の代理はできませんが、日常的に「まずは聞いてほしい」という段階で役立てる分野は多岐にわたります。

1. 遺言・相続に関する相談

  • 遺言書をどう書けばいいか分からない
  • 相続手続きの進め方を知りたい
  • 相続人同士が揉めないように準備したい

👉 行政書士は遺言書の作成サポート、相続関係説明図や遺産分割協議書の作成を行えます。法務局の遺言書保管制度の利用方法についてもご案内可能です。

2. 契約やトラブル予防の相談

  • 契約書の内容に不安がある
  • 借用書や示談書をしっかり作っておきたい
  • 内容証明で相手に伝えたいことがある

👉 契約書の作成、内容証明の作成、合意書の作成など、裁判になる前の段階でのトラブル予防に有効です。

3. 法人・事業に関する相談

  • 法人を設立したい(株式会社、合同会社、一般社団法人など)
  • 芸能・クリエイター活動で法的に安全に独立したい
  • 業務委託契約や顧問契約の整備をしたい

👉 定款作成、法人設立手続き、契約関係のサポートを行政書士が担えます。税務は税理士紹介となりますが、全体像の整理役として行政書士が最初の窓口になれます。

4. 外国人関連手続き

  • 在留資格(ビザ)の申請や更新をどうしたらいいか
  • 留学生を採用したい企業の相談
  • 国際結婚や在留資格の取得サポート

👉 出入国在留管理局への申請書類は行政書士の主要業務の一つです。

5. 終活・死後事務の相談

  • エンディングノートや死後事務委任契約を考えたい
  • 葬儀・埋葬・SNS整理などを誰に頼めばいいか分からない

👉 行政書士は死後事務委任契約、公正証書のサポートを通じて、安心の終活を支えます。

行政書士以外に相談すべきケース

行政書士の範囲外の問題も多くあります。その場合は、適切な専門家を選ぶことが大切です。

  • 裁判・離婚訴訟・損害賠償 → 弁護士
  • 税金の申告・節税・税務調査対応 → 税理士
  • 年金・労働問題 → 社会保険労務士
  • 不動産の登記 → 司法書士
  • 借金整理・債務整理 → 弁護士・司法書士

また、行政書士でも対応できない「生活や心の悩み」については、各自治体の相談窓口、消費生活センター、家庭裁判所の調停制度などを利用するのも有効です。

まとめ

「OO 相談先」と検索しているときは、すでに「誰かに話を聞いてほしい」「専門家に頼りたい」と思っているサインです。

行政書士は「まず相談していいのかどうか分からない」という入り口段階から、書類作成や制度活用の実務サポートまで広く対応できます。
一方で、裁判や税務など行政書士の範囲外の案件は、適切な専門家につなぐことも可能です。

迷ったら「とりあえず行政書士に聞いてみる」ことで、相談の道筋を整理できるはずです。
南本町行政書士事務所でも、相談を承っていますので、お問い合わせください。

南本町行政書士事務所

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