さて、お金を貯めよう。
ほとんどの人が、上記のように考えたことがあるのではないでしょうか。
ある人は貯めることに成功し、ある人は失敗した。
貯めるということで仕事に就こう、アルバイトを使用ということで銀行に口座を開設しに行く場合もあるでしょう。
1875年(明治8年)5月2日、お金を貯めるためのサービスを開始したところがあります。
郵便局です。
近代における日本郵便の父と呼ばれる前島密氏がイギリスに視察に行った際、郵便局が郵便だけでなく、貯金業務も行っていることを知ったため、日本でも業務を導入したといわれています。
貯金業務が国民の生活や国家の発展に大きな役割を果たしているのを目の当たりにした、ということです。
ただ、自分が持っているお金を貯金(預ける)をするなんて、そのメリットを知っていなければ怖くてなかなかできるものではありません。
出来立てのサービスに簡単に乗るわけにもいきません。
そのため、一般にはなかなか理解されなかったようです。
そこで、前島密氏は、私財を出して、それを人々に渡して、そのお金を貯金してもらって、サービスを理解してもらったそうです。
大野