徳川家康といえば、江戸幕府の初代将軍です。

織田信長、豊臣秀吉と時の権力者の下で長く長くじっと耐え、2人が亡くなり、天下分け目の関ヶ原の戦いに勝利し、やっとの思いで天下をとった人物です。

いきなりですが、昔は改名がなされるのは多くありました。

徳川家康もその一人です。

いくつかの名前を名乗っていましたが、徳川家康の前は、

松平家康と名乗っていました。

そして、1567年2月8日に、朝廷から徳川姓を賜ったことで、それ以降は徳川家康と名乗るようになっています。

これは徳川姓をたどっていくと、新田氏、ひいては源氏につながり、家康がその子孫であることを天下に認めさせ、権力や領地の支配を強固にするためでした。

そして、徳川家康、徳川秀忠、徳川家光とつながっていきますが、

家康の息子の中でも全員が徳川姓になったわけではなく、3男の秀忠、後の御三家となる9男義直、10男頼宜、11男頼房のみが徳川姓を名乗ってよいとされたそうです。

秀忠の弟に松平姓の人が混じっているのはそのためです。

大野